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〈第15回関東大学女子バスケットボール新人戦=6月7日 白鷗大学大行寺キャンパス 専大55ー67立教大〉
5〜8位決定戦に回った専大は立教大と対戦した。試合は序盤から立教大のペースで進み、苦しい展開となった。殖栗佳穂 (文2・昭和学院高)がドライブや3ポイントから得点し9点差で前半を終えた。後半になると小林咲穂(経営2・千葉英和高)が果敢にリングにアタックし得点を重ねる。しかしなかなか点差は縮まらず、55ー67で試合終了となった。
▲フローターを打つ殖栗。苦しい展開でもチームを引っ張った
第1Q、先に試合の主導権を握ったのは立大だった。立大に3ポイントを決められるとその後も立て続けに得点を許し12点を連続して決められた。専大のディフェンスはボールマンにうまくプレッシャーをかける事ができず、多くのシュートをフリーで打たせてしまった。専大はなんとか食らいつこうと小林が速攻からバスケットカウントを決める。9ー23と大きく離されて最初の10分を終えた。
▲小林はチーム最多の15得点を挙げた
第2Q、専大は立大の速攻を許しさらに離されると、タイムアウトから立て直しを図る。その後は高橋楓(文1・明星学園高)のスティールからの速攻や、殖栗の3ポイントから流れを掴んだ。26ー35と点差を一桁に縮め後半に望みを繋いだ。
第3Q、小林がドライブやフリースローで得点を重ね、チームを牽引する。しかしリバウンドやルーズボールがあと一歩取り切れず、引き寄せることができなかった。専大のタイムアウト後には殖栗のスクリーンから高橋が3ポイントを沈め、ベンチを盛り上げた。一進一退の攻防の中、40-52で第3Qを終えた。▲観客席からは上級生が精一杯の歓声を届けた
第4Q、助川空(人間科学2・明秀日立高)がセカンドチャンスを決めると、それに続き小林は3ポイントを沈める。青木七彩(文1・鵠沼高)のアシストから助川が速攻を決めると立大にタイムアウトを取らせた。この流れに乗りたい専大だが、ディフェンスを修正した立大に苦戦した。高橋が速攻やジャンプシュートを決めるも逆転には至らず55ー67で試合終了。序盤の失点が最後まで尾を引く展開となった。
▲チームに指示を出す高橋
長南真由美監督は、「第1Qの出だしから、準備してきたことが全くできなかった。特にルーズなディフェンスをしてしまったところ。ボールマンからプレッシャーかけるディフェンスを1週間準備してきたが、まるっきりできなかったので、そこが全てだと思います」と敗因を語った。
主将の殖栗は試合を振り返って「今日は1Qの出だしで、3ポイント何本も打たれて立大のやりたいプレーをやらせてしまった。その後も自分たちがディフェンスから流れを作れなかった」と悔しさを滲ませた。新人インカレがかかった次戦に向けては「今日はスタートやゲームスピードも相手に合わせてしまった。相手が高さやスピードがある相手でも関係なく、自分たちがディフェンスから流れを作るバスケがどれだけできるか。そこを意識して頑張りたい」と意気込みを話した。
次戦は新人インカレ出場を懸け7・8位決定戦で、拓殖大学と対戦する。
文=君嶋悠樹(経済2) 写真=髙野葵葉(文4)