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2025.06.07
バスケ

【男子バスケ部】逆転のチャンスを逃し敗北 ベスト4進出ならず

〈第65回関東大学バスケットボール新人戦=6月6日 国立代々木競技場第二体育館 専大67-84白鷗大〉

 ベスト4進出をかけた一戦、専大は春季トーナメントで敗れた白鷗大と対戦した。攻守において古山幸聖(文1・桐光学園高)の活躍が光った。後半には、林龍亮(文2・北陸学院高)の3ポイントやアピアパトリック眞(商2・福岡第一高)の得点による怒涛の追い上げから1点差まで縮めるも、得点は停滞。相手に流れを持っていかれてしまい、逆転することはできなかった。


 開始直後、古山が果敢にリングにアタックし、先制点を決める。しかし、その後自分たちのミスで相手に得点を許してしまう。点差が2桁に広がる前に専大はタイムアウトをとって立て直した。第1Q終了間際に越田伊吹(文1・八戸学院光星高)がシュートをねじ込んで点差を縮めた。

▲プレータイムが大幅に伸び、2桁得点を記録した越田

 3点ビハインドからスタートした第2Qはディフェンスで相手のミスを誘発し、得点のチャンスを増やした。越田のアシストからアピアがファールをもらってフリースローを沈める。途中、古山がダンクを叩き込んだことで専大ギャラリーは大きな盛り上がりを見せた。そして後藤宙(商1・美濃加茂高)がフリースローを2本沈め、同点に並んだ。

▲古山のダンクシュートで盛り上がるギャラリー

 同点から始まった後半。両者一進一退の攻防が続く。その後、専大は相手に連続6得点を許し、すかさずタイムアウト。タイムアウト明けに、フリースローやセカンドチャンスで確実に点を挙げるが点差は縮まらない。53-62で勝負の第4Qを迎える。

▲笠木憂生(経済2・八王子学園八王子高)がセカンドチャンスを狙う

 最終Q、9点差を縮めるべく攻撃を展開。黒島祥太(経済1・北陸学院高)のバスケットカウントで4点差に縮まると、流れは専大に。主将の林がここぞという場面で3ポイントを決め、アピアも得点をあげると1点差まで点差が縮まった。逆転の兆しが見えたが、オフェンスが停滞してしまう。タイムアウト明け、もうひと踏ん張りというところで相手のシューターに3連続で3ポイントを決められてしまい、流れを持っていかれてしまう。そこから思うように得点が伸びず、点差が広がったまま、67-84で試合が終了した。

  ▲林の3ポイントで1点差まで追い詰める

 1年生ながらもゲームメイクしていた越田は「ポイントガードとしてゲームの中で自分たちのチームにいい流れを持ってくることが自分の役割だ」と述べ、それを踏まえたうえで「シュートに行ける時は思い切っていくところや仲間をうまく活かして得点させることを意識していた」と話した。


 攻守ともに活躍した古山は、試合について「チーム的には最後の方まで自分たちのバスケットできてはいたが、最後の最後で集中力切れてしまって、相手に3ポイントやリバウンドを取られて点数を離されてしまった」とふりかえり、「40分間、自分たちのバスケットができるようにすることを意識して練習していきたい」と述べた。また、第2Qで会場を沸かせたダンクシュートについては「練習ではそんなやったことないが、自主練とかでたまに練習してたので、成功できてよかった」と笑顔を見せた。


 主将の林は、「トーナメントで悔しい負け方をしたのでそのリベンジをする気持ちで戦ったが、最後に気持ちの部分で緩んでしまい、負けてしまった」と悔しさを滲ませた。また、自身の武器である3ポイントで1点差まで追い詰めた時の心境については「思い切ってシュートを打ってそれが入ってすごくよかったし、前半ちょっと受け身になってしまったので、後半その自分の持ち味をちゃんと自覚して決めることができてよかった」と話した。 次戦に向けて林は、「自分たちはあまりサイズがないけど点数を取ることはできるので、それを40分間継続することと、ミスをなるべく少なくして勝てるように頑張る」と意気込んだ。


 次戦は5位決定戦で江戸川大学と対戦する。


文=髙橋沙瑛(文2)

写真=髙野葵葉(文4) 佐藤佑樹=(経済2)