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2024.09.30
陸上競技

【陸上競技部】「箱根路最短復帰へ 期待背負う走者たち」 ⑫田口萩太

 101回目の箱根駅伝の予選会が10月19日に開幕する。昨年、箱根路への連続出場が3でストップした陸上競技部。最短での箱根路復帰へ向け、命運を握るランナーや成長著しいメンバーの声をお届けする。(インタビューは8月26日に行いました。)


合宿絶好調ランナー  田口萩太へ募る期待

▲1年生の田口

「2、3か月前には見えなかった予選会(出走)へのチャンスがあると思っています」。大学初の合宿で好調を維持するルーキーの心境は情熱に尽きている。田口萩太(文1・東京高)は7月頃から頭角を現し、好調をキープ。合宿に入った辺りからチーム内でも屈指の練習量をこなし、周囲から一目置かれるランナーに成長した。


〇自主練で掴むチャンス

きっかけは7月。同じ1年生の水津智哉(経済1・今治北高)と協力して自主的に距離を積む練習を実践し、月間走行距離でチーム2番をマーク。この結果から自信を深めた。そこから合宿に入っても周囲を意識して自主練習で追い込み、意識を高く持った。学年には力のある選手が多く、「特に佐藤(=佐藤恵伍・文1・自由が丘高)は意識しますね。練習でも勝てないのでライバルって感じで」と火花を散らす。

▲4月、大学初レースに出走した際。きっかけは7月に掴んだ


〇奢らない高い意識

これほどの好調ぶりをキープし、見えてきた予選会出走への道。常に高い意識を持ち続け、日々鍛錬を積んでいる。予選会のコースはハーフマラソンの距離だが、田口は未だその距離は未経験だ。「ハーフはまだ走ってないので練習でアピールしないといけない。練習の中で主力の人たちに勝つことで見られると思ってます」と上級生に負けない覚悟を持って臨んでいる。その意識を持ちつつ、”足に負担をかけないこと”と身体へのケアも忘れずにコンディションを整えている。



〇4年間で描く夢

まだ入学してから半年と少ししか経っていない若武者には4年間で遂げたい大きな夢がある。それは”2区で区間賞をとること”。ハイレベルなランナーが集う区間で最高の結果を残すことを目標に日々走り込んでいる。「4年間の出だしとしては良いと思う」と前向きに前半戦を振り返ったルーキー。今後も故障をすることなく走り抜き、卒業までに大夢を叶えてみせる。

▲出身校の東京高校のポーズを取って笑顔を見せる。強い意識で更なる成長を目指す



文=河上 明来海(文4)   写真=河上、竹田一爽(文3)



*陸上競技部・特別連載  「箱根路最短復帰へ 期待背負う走者たち」 おわり*