News

最新ニュース


2024.09.29
バレー

【バレー部】順大の堅いブロックに阻まれ惜しくも敗戦

〈2024年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦第6節対順大戦=9月22日 キッコーマンアリーナ 専大1-3順大〉


 4連敗中の専大は順大と対戦した。竹内慶多(経済4・啓新高)のサーブから始まり、序盤から果敢に攻めるも順大のブロックに阻まれ2セットを連続で落としてしまう。中盤になると甲斐優斗(経営3・日南振徳高)を中心に攻撃を仕掛け、相手から1セットを奪うことに成功。しかし、相手の鋭い攻撃とブロックにより1-3で惜しくも敗れた。

▲ハイタッチを交わす選手たち

▲サーブを打つ竹内


第1セットスターティングメンバー


OH:#7甲斐、#1竹内



MB:#2堺、#17新居



OP:#11堀内



S:#14荒井



L:#13水野


 第1セットでは、序盤から果敢に攻撃を仕掛けるも順大の高さのあるブロックに阻まれてしまう。中盤にかけては甲斐のサービスエースが決まり、さらに竹内のサーブで相手を崩し、新居良太(経済2・開智高)がアタックを決めるなど果敢に攻めたが、終盤になると徐々にミスが増え、相手に連続得点を許すと22ー25でこのセットを落とした。

▲アタックをする新居

 第2セットになると、相手の高さのあるアタックに苦しみ、なかなか得点することができない場面が続いた。その状況を打破しようと新居や甲斐、堀内大志(文3・日南振徳高)などの専大の強力なアタッカー陣が果敢にアタックを決める。しかし、悪い流れを断つことができず、11ー25と大差をつけられ連続でセットを落とした。

▲サーブを打つ堀内

 第3セットに入ると、甲斐のアタックが冴え連続得点を決める。その後も甲斐の勢いは止まることなく、甲斐にボールが集まると次々に得点を量産していった。流れに乗った専大は水野永登(商3・岡谷工高)の好レシーブもあり、相手に得点を入れさせない場面が続いた。さらに相手に2回のタイムアウトを取らせ、猛攻そのままに念願の1セットを取り切った。

▲スパイクを打つ甲斐

▲好レシーブの水野

 2ー1で迎えた第4セットでは、竹内のアタックが光り、続く甲斐のサイドアタック、堀内の鋭いスパイクにより終始リードした。その後も、中盤から起用された井出脩斗(経済4・聖隷クリストファー高)がツーアタックを決め、連続で得点する。しかし、相手の粘りのあるレシーブと強烈なアタックに苦しみ、3ー1で敗れた。

▲トスを上げる井出


 試合を振り返り、竹内は「悔しいです」と率直な感想を話した。2セット目から3セット目にかけての切り替え方については「第3セットはどうしても取りたかったので、優斗優斗になってもとにかく耐えさせたいという感じでやった」と振り返った。今試合では相手のブロックとレシーブに苦しむ場面が続いた。そのことについて井出は「相手のディフェンスが良いので拾い負けないようにというのは心がけた」と対応策を述べた。また、今試合の敗因について竹内は「優斗しか決められなかったというのが一番で、優斗が決めるのも良いが、周りがもっと決めないと第4セット・第5セットは取れないかなと、そこは修正していきたい」と語った。さらに、20点以降での試合の運び方について井出は「甲斐優斗から”俺が打つ”というのはずっと言われていたので、それに丁寧に上げることを心がけた」と強力な甲斐打線を支える術を明かした。


 次戦の法大戦について竹内は「全員がしっかり得点して、守備してという感じで勝てるように練習していきたい」とチームの勝利を誓った。


文=平野百々花(人間科学1)

写真=山中美琴(文2)