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2024.09.26
フィギュアスケート

【フィギュアスケート部】岩本苺紘 フリー出場へ駒を進めるも、悔しい結果に

〈2024東京フィギュアスケート選手権大会=9月20日~23日、三井不動産アイスパーク船橋〉


 大会2日目の21日、ジュニア女子ショートプログラムに岩本苺紘(法1・東京女子学院高)が登場。30.92点をマークし、翌日のフリースケーティングに出場できる21番手についた。

 演技前の最終確認では何度もジャンプの確認を行った。そして、コーチに力強く背中をたたいてもらい演技がスタートした。

▲華麗に舞う岩本

 岩本が今回選んだプログラムは「A Thousand Years」。高校時代からの変化をつけるために大学生になってから「曲を大人っぽいものにした」と語る。ピンク色の鮮やかな衣装に身を包み、しなやかに、そして表現力豊かに2分44秒を丁寧に舞った。

▲丁寧に着氷した

 所属しているチームのスケートリンクが工事中のため閉鎖しており、他のリンクで練習をしていた岩本。そのため演技終了後「万全な準備ができなかった」と練習時間の短さを悔やんだ。また、「最後のルッツのジャンプがいつも飛べるのが、緊張で飛べなかった」と、直前の練習でも念入りに確認していたジャンプに関しても悔しさをにじませた。


 翌日22日のフリーでは、「Crouching Tiger, Hidden Dragon /Kung Fu Panda」を披露。和の雰 囲気を感じる楽曲で、紫色の衣装も着物の要素を取り入れた。

 ▲コーチに気合を入れてもらう岩本

 序盤から壮大な楽曲に合わせ、堂々とした演技を見せた岩本。最初のダブルアクセルは乱れ があったものの、なんとか着氷。次のトリプルトウループも回転不足はあったが、しっかりと着氷 した。しかし、その後は2度の転倒などもあり、思ったように点数を稼げず、スコアは49.95、最終順位は24位で今大会を終えた。

▲堂々とした演技を披露

 演技後は、「フリーに通過すると思わず、全然練習できていなかったので、ちょっとボロボロに なってしまった 」と自身の演技に悔しさを滲ませた。前日のショートから、練習不足によって満足 のいく演技ができなかったと語った岩本。来月半ばの東インカレに向けては、「あと数週間しかないので、これから追い込んでいく」と意気込んだ。


文=大竹瑞希(文2)、臼井千晴(文1)

写真=米山初佳(文1)