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2024.09.07
バスケ

【男子バスケ部】ミスが重なり連続失点 粘り強く戦うも大敗

〈第100回関東大学バスケットボールリーグ戦=9月4日 とどろきアリーナ 専大65ー80大東大〉


 リーグ戦3勝2敗で迎えた専大は第6節で大東大と対戦した。序盤はディフェンス、オフェンスともに徹底してできていたが、中盤になり、徐々にミスが増えてきて相手のペースに飲まれてしまった。巻き返しを図るも点差を埋めることができず試合を終えた。

▲シュートを打つ介川。チーム最多の20点を決めた

 序盤は介川アンソニー翔(商2・開志国際高)が2連続で3ポイントシュートを決め、チームに勢いを付けた。その後も介川は好アシストを見せ、第1Qが終わった時点で12得点を決め、その好調ぶりをアピールした。第1Qで専大はディフェンスとオフェンスを徹底して終始リードを広げ、相手に8点差をつけた。


 しかし、第2Qになると流れが大きく変わった。それまで好調だったディフェンスに乱れが生じ、ターンオーバーを多発したことにより、相手にフリースローを決められ、終始相手のリズムに流された。その結果、32ー44と大差をつけられ前半を終えた。


 後がない専大は第3Qを迎え、介川が3ポイントを決め先制した。ディフェンスによるミスが続くもキャプテンの市場脩斗(文4・市立船橋高)がチームの流れを変えようと連続で得点するなど果敢に攻めた。その結果、12点あった差は7点に縮まった。

                                        ▲キャプテンの市場

 チームの勝利がかかった運命の第4Qでは市場のドライブもあり、徐々に点を埋めていった。そして、土屋来嵐(経営2・桜丘高)のアシストから松野遥弥(経営3・桜丘高)が得点し、1点差まで縮めた。このまま一気に流れが変わるかと思われたが、大東大の猛攻に苦しみ、65ー80と15点差で敗れた。

▲ボールキープする土屋

▲シュートを放つ淺野

 佐々木優一監督は試合を振り返り「頭のところでは気迫のあるディフェンスをして自分たちの良いリズムのオフェンスができていたが、第2Qに入ってから自分たちのミスが増えてしまってミスから失点でオフェンスもそこからリズムが取れなくなっていった。せっかく第1Qでリードしていたのを第2Qでひっくり返されてしまったのがゲームの流れとしては良くなかった。ただ第3Qでもう一度ディフェンスから入って第4Qに入った時に追いつくところまであと一歩のところまでいけたのは良い部分も出たが、ここから逆転できなかったのがまたミスで相手に流れを渡してしまい、プランとして掲げていた相手のディフェンスの強度に対してターンオーバーをしない、ミスをしないというところができなかった。それが相手のリズムに相手の流れを渡してしまったのが敗因かなと思う」と悔しさを滲ませた。


 次戦は筑波大と対戦する。キャプテンの市場は「今日の試合はターンオーバーが続いてしまったので、ミスを減らしてしっかり自分たちのバスケットを展開していきたい」と次戦に向けて決意を新たにした。


 また佐々木優一監督は「もう一度ディフェンスの部分を締めていかないといけないのと要所要所でミスをして流れを自ら手放して自滅しているっていう状況になるので、自分たちの弱い部分をしっかり認めて、ただ下向く必要なくポジティブに何を強みにしていくのかをしっかり調整して頑張りたいと思う」と次戦に向けて再起を誓った。


文=平野百々花(人間科学1)

写真=髙野葵葉(文3)