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〈第74回関東大学女子バスケットボールリーグ戦=9月4日 日体大世田谷キャンパス 専大74ー81東医保大〉
2カ月間にわたって行われるリーグ戦が開幕し、去年7位だった専大は、初戦で昨年2位の東京医療保健大学と対戦した。序盤から志村愛莉(経営4・千葉英和高)のリングへのアタックを中心に得点を重ね、第1Qをリードで終える。しかしその後逆転されると、リードされる時間帯が続いた。第4Qに点差を詰めるも逆転には至らず、開幕戦は黒星でのスタートとなった。
▲リングへアタックする主将の中村
第1Q、専大は持ち味の速いオフェンスを展開する。ディフェンスリバウンドから相手に走り勝ち、ペース良く得点を重ねた。このクォーターは志村や林望愛(文3・桐生高)ら7名が得点を挙げ、的を絞らせずに3点のリードを作った。
▲フリースローを決める伊藤
第2Qになると、ターンオーバーが続き、相手に連続して9点を許してしまう。タイムアウト後も相手のペースが続いたが、中村帆香(文4・昭和学院高)の3ポイントやバスケットカウントで何とか繋ぎ止める。最後は東医保大にブザービーターを決められ、10点差で前半を終えた。
第3Qは、一進一退の攻防が続き、7点ビハインドで第4Qを迎えた。伊藤虹歩(文3・安生学園高)の3ポイントが決まると、点差を4点差まで詰め寄る。しかしターンオーバーを連発し、相手にペースを渡してしまった。その後もバスケットカウントを2回決められ、連続して11点を挙げられる。その後志村が3ポイント2本を決めるなど最後まで諦めない専大だったが、逆転は叶わず試合終了となった。
第4Qだけで10点を挙げた志村は、この試合26得点10リバウンドでダブルダブルの活躍だった。この活躍については「目標は25点だったので、そこをクリアできたのは良かったが、自分のシュートかパスかという選択のところで、パスを選んでミスにつながったことがあった。もう少し積極的に打って30点に届くぐらい頑張りたい」と更なる目標を見据えた。
▲シュートを決める志村。今季のリーグはエースとしての活躍が期待される
主将の中村は試合を振り返って「前半を終えて離されてしまったが、いつも第3Qの入りが良くないので、相手に付いていけるように、まずはディフェンスから入っていくことを意識していた。全体的にディフェンスでは留学生に対して守れていて良かった思うが、オフェンスの部分で得点がかさまなかったことが負けてしまった原因だと思う」と反省を口にした。
▲ナイスプレーに最大限の歓声を上げるベンチ。チームの雰囲気の良さが見て取れた
長南真由美監督は「良い形で得点は付いていけてはいたが、自分たちのミスから相手に得点されるケースが多かったので、そこは修正していかないといけない。得点80点がボーダーラインになってくることは言っていたので、得点はもう少し欲しかった。相手は留学生が2人いて、高さの部分でやられるのはある程度仕方がないので、20点、30点取られないことを目標にやっていて、そこはクリアできていた。東医保大だけではなく対留学生チームに対してどれだけ平面で勝てるかというところで、走り勝つことはできていたので、惜しい試合だったと思う」と悔しさを滲ませた。
次戦に向けては「今年はタフなスケジュールだが、アジャストしながら、自分たちのプレースタイルをしっかり出して、どれだけしっかり戦えるか、チャレンジできるかという気持ちを持ちながら頑張りたい」と前向きに話した。
文・写真=君嶋悠樹(経済1)