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〈令和6年度秋季・関東学生卓球リーグ戦 9月9日 =港区スポーツセンター〉
今シーズン最後の団体戦となる秋季リーグ戦が9日に開幕。専大は開幕試合の埼玉工大を4-0、続く駒大も4-1で下し、2季連続の頂点へ幸先の良い船出を飾った。
▲開幕戦勝利の男子
女子とともに春秋連覇へ順調なスタートダッシュだ。男子は初戦の埼玉工大を1セットも奪われずに下すと次戦の駒大戦も奪われたセットを1に抑えて勝利。総合力の高さを見せつけた。野田颯太 主将(文4・育英高)は「2校とも自分たちのほうが実力的に上だと思っていたので自信はあった」と納得した様子で振り返った。駒大戦は結果4-1の快勝も、3時間半に及ぶ接戦に。前戦で今季の全日本準優勝の日大を下してきた勢いにやや押され、苦戦を強いられた。だが、「ダブルスを取られて流れが悪かったけど、勝てたので(開幕日の)出だしとしては良かったと(思う)」とキャプテンは前向きに語った。
▲チーム内の層の厚さは関東リーグ屈指。遺憾無く発揮した
チームは春のリーグ戦で2年ぶりに優勝。7月のインカレでは長年の16強の壁を越えて3位に輝いた。そこから2ヶ月、「受け身の立場にならず、挑戦者の意識を持ってやる」と監督と主将は言い続けてきたという。その中でも重きを置く相手は日大。春に続いて7月の全日本選手権でも完敗を喫し、因縁の相手となっている。昨今の関東リーグで無類の強さを誇っている難敵に対し、勝ち切ることを意識して練習を重ねてきた。野田は「(日大の)やっぱりレベルが上の選手たちを想定して。相手は勢いがあってどんどん(向かって)くる感じがある。そこに引かないように」とビジョンを話した。
▲インカレ後からの取り組みを語った野田主将
難敵と対戦する前にも気が抜けない相手は続き、明日は相性が悪い早稲田大とぶつかる。数年間負けが続いていたが、今春にようやく勝ち切った。キャプテンは勝利を得るためのポイントを2点挙げる。「ダブルスがやっぱりポイントになるのがひとつ。しっかり対策を打ってきたことを頭でイメージしながら試合に入る。それと総力的に”自分たちの方が強い”っていう自信を持って」。気持ち高ぶる相手に引くことなく、2季連続の勝利を目指す。
▲春リーグで早稲田大に勝利の瞬間。春秋連続での勝利を誓う
開幕日は前向きな幕開けとなった男子。今後も数々の強敵とぶつかるが、”挑戦者”の向かっていく気持ちを持ち、勝利を積み重ねる。そして、2季連続の頂点に輝いてみせる。
文=河上 明来海(文4)
写真=中島胡春(ネット2)