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2024.09.07
テニス

【女子テニス部】激闘演じるも2連敗 関東大学リーグ2部第4節

〈関東大学リーグ2部第4節 9月5日 駒澤大学玉川キャンパス 専大3-4駒大〉  


▲3-4と悔しい敗戦となった。


 1部昇格をかけ駒澤大学と対戦。ダブルス2で出場した鈴木梨子(文4・浦和学院高)/五十嵐萌々(文4・東洋大附牛久高)ペアはファイナルセットにもつれる熱戦を繰り広げるも、最後は相手にペースを握られ敗れた。シングルスでは各試合互角の戦いをみせるも、チームとしては3-4で敗戦。3節に続きリーグ戦2敗目を喫した。


 D2の鈴木/五十嵐ペアは第1セット、幸先よく1ゲームを取るも、その後は互角の戦いを演じ4-4と並ばれる。それでもベテランペアは安定感をみせ、五十嵐は強烈なサーブを武器にポイントを取り、鈴木も前衛で甘い球を確実に仕留め6-4で第1セットを取った。


▲得意のロブでゲームをつくる五十嵐。


 「自分たちもいいショットはあったが、大事なところで連続してポイントを取ることができなかった」と五十嵐が話すように、第2セットではミスが目立ち始め、相手にペースを握られる展開が続く。後半は五十嵐がストロークで攻撃を展開し鈴木が前衛で仕留める形ができ始めたが取り切るまでには至らず6-7(6)で落とす。ファイナルセットも序盤に相手にポイントを取られリードされると、攻撃でも攻めきれない場面が続き7-10で敗戦。鈴木は「どちらかが調子が悪い時にお互い声を掛け合ってカバーできたが、重要な局面では2人で調子を合わせることができなかった」とこの試合の敗因を述べた。


▲公式戦で今リーグがペアとして初出場の鈴木と五十嵐。

鈴木「かなり前から組みたくて今回組めた。だが前節も含めもう少しいけるはずなのに上手くはまっていない感じがまだ残っている。最終戦で組むことがあれば出し切りたい」。

▲D1の滝沢(右)/小倉(左)ペアもファイナルセットにもつれる試合となるも見事勝利を収めた。


 他会場の結果により落とせないS1の滝沢萌夏(経営3・愛知啓成高)は、序盤からラリーが続く持久戦となるも、持ち前の安定感をみせ1ゲームを先取する。その後も深い球で展開を作り前で仕留める形で相手にペースを握らせず、3-1と2ゲーム差をつけた。


▲持ち前のストロークで相手を追い詰める滝沢。


 しかしその後は相手が左右に振るテニスを展開すると、ダブルスの疲労もありついていくことができず、6-6でタイブレークとなる。このゲームも持久戦となり、滝沢もくらいついて7-7と並ぶ。しかし相手のドロップショットがきまり7-8と一歩前に出られると、最後は左右に振られて追いつくことができず7-9で第1セットを落とした。滝沢は「攻撃や気持ちの部分で相手の方が強気だった。相手に負けないくらいの強い気持ちでプレーしなければいけない」と反省点を述べた。


▲8月の全日本では本戦出場を果たした滝沢。

「来年の全日本ではベスト8にいきたい」。


その後相手の棄権により滝沢はこの試合に勝利するも、チーム全体としては3-4で敗戦。前節に続き2連敗を喫した。


▲S4で出場した小倉は激戦の末、ダブルスに続き見事勝ち星を挙げた。


 滝沢はリーグ戦を戦う今のチームについて「一人ひとりというよりも、チームで強い感じ。団体戦なので皆の応援もあり、チームの為にも頑張ろうとしている」と専大の強みを話す。五十嵐はリーグ最終節へ「(鈴木選手とのペアは)引退前最後になるかもしれない。今日の悔しさを次にぶつけて絶対に勝ちたい」と意気込んだ。


▲チーム一丸で最終戦へ臨む。


文・写真=北原倖多(文3)