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2024.08.29
バスケ

【男子バスケ部】オフェンスからリズムを失い敗北 連勝ならず

〈第100回関東大学バスケットボールリーグ戦=8月25日 日体大世田谷キャンパス 専大64ー78東海大〉


 リーグ戦初戦を勝利した専大は、1巡目第2節で強豪東海大と対戦した。前半は序盤から攻守ともに互角の戦いを繰り広げ1点ビハインドで折り返す。第3Qになるとオフェンスのミスからターンオーバーを連発し、13点差をつけられた。介川アンソニー翔(商2・開志国際高)の得点を中心に反撃に出るも、流れを掴み切れず悔しい敗戦となった。

▲淺野ケニー(経済4・洛南高)はチーム最多の14得点を挙げた


 勝負の分かれ目となったのは第3Qだった。前半は通用していた専大のオフェンスが一転して停滞した。攻めあぐねた専大はターンオーバーを連発し、相手の速攻を止めることができず一度に10点を許してしまう。主将の市場脩斗(文4・市立船橋高)がなんとか得点を決め失点の流れを切ったが、その後もペースをつかめず第3Qは12ー24と点差が開いた。第4Qになると介川や市場の得点から9点を連続して挙げ、流れを引き寄せるかと思われたが、相手のタイムアウトを経て10連続得点をやり返され、点差を詰め切れないまま試合終了となった。

▲注目カードの対戦とあって第2Qには満員御礼。大学の体育館であることを忘れるほどの歓声が上がった。


試合を振り返って市場は「前半は自分たちのやりたいバスケットができていたが、後半自分たちのバスケットが読まれて、攻められなくなりミスから相手の速攻やイージーな得点を許してしまった。オフェンスの組み立てをしっかりもう一回仕上げていって、激しいディフェンスがきても攻めきれるオフェンスに修正したい」と反省を口にした。

 ▲フローターを決める市場


試合には敗れてしまった一方で、リバウンドではチーム全員がその意識を高く持ち、40分間互角に戦っていた。淺野ケニー(経済4・洛南高)は38-36とスタッツで上回れた点について「ジョベがいなくて、今までジョベに頼っていた部分をチーム全員で意識してやっていた試合だったので、そこはチームとしてとても良かったと思うし、自分たちの強みなのでこれからも続けていきたい」と前向きに話した。

 相手の留学生選手とのマッチアップがありながらも、チーム最多の8リバウンドを挙げた介川は「相手の方が体が大きいので、当てられる前に自分から当たりに行って飛ばされないように意識した。ディフェンスについてない時間帯もケニーさんなどを手伝いに行って、仕事をさせないようにした」とマッチアップを振り返った。

▲リングへアタックする介川


佐々木優一監督は「リバウンド負けしないこと、ターンオーバーを増やさないことをゲームプランにしていた。30分間はそれができていたが、第3Qでオフェンスの足が止まってしまい、ドリブルが多くなり結果的にターンオーバーが増えてしまった。30分間はやるべきことができていたと思うが、勝つには40分間やり通す必要があった」と遂行力を強調する。「チームとしてやるべきことはできているので、それをいかに40分間継続できるかが重要。ベンチから出場する選手の時間帯もディフェンスの強度やリバウンドの意識が変わらず戦えるチームなので、全員で支えあいながら次戦は必ず勝ちます」と次の試合の必勝を誓った。

▲試合後健闘を称え合う選手たち


文・写真=君嶋悠樹(経済1)