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2024.08.27
バレー

【バレー部】U22日本代表選出 「攻撃面の高さは通用した」と高さ自身の強みを実感

7月2日から5日にかけて開催国のイタリア含むオランダ、日本の3カ国の男子バレーボールU22代表の親善試合が行われた。専修大学からは堺爽人(文4・佐賀工高)が選出された。


 今回の代表は今年の2月と6月の合宿を経て選出された。選出について堺は「選ばれるか不安だったけど、選ばれてほっとした」と話した。また、他国の親善試合を経て、海外の選手と戦ってみての感想を尋ねると「やっぱり海外は日本と違って高いので。うちには優斗(甲斐優斗 経営3・日南振徳高)もいるんですけど、優斗も高さは海外レベルですけど、それとは違った高さとかパワーも全然違ったので、そこで日本の選手との差があった。経験したことのなかった高さ、パワー、速さがあった」と痛感した。試合に関しては「大学でやってる時には高さでなんとかなる部分はあるんですけど、海外だと高さだけではどうにでもならない部分があった」と海外の高さ振り返り、「攻撃では大学でやってるテンポよりも速いテンポであったり、ブロック高さも大事ですけど、一緒に飛ぶ人とのタイミングを大事にして、声を掛け合いながらやった」と高さを補う攻撃のテンポやブロックのタイミングについて、チームで工夫したという。チームの方針ではディフェンスからの攻撃というスタンスを基に戦い、レシーブをあまりしないポジション(MB)である堺はチームメイトに対し「後ろの選手がしっかりと繋いでくれたおかげでラリーも続いて戦えることが多かった」とチームメイトに感謝の言葉を口にした。堺自身は「レシーブとの関係性を深めながら、ブロックはしっかり自分の届くところだけ前出したり、まっすぐ前に出すってところを意識してレシーブがしやすいようにブロックを心掛けた」とレシーブとブロックの関係について意識を向けた。今回の試合を通し、得たものは「自分たちから声出したりして雰囲気を作っていくの大事だなっていうのを改めて実感した」と海外選手の感情を表現する姿や、1部リーグの中でも試合中静かだと堺が話す専大などを比べながら声による雰囲気作りの大切さの実感を話した。


 今回選出されたメンバーについて、チーム作りについては「バレー以外にコミュニケーションを取っていることが多かった。バレー中も周りの人が声を声をかけてくれたり、自分からも声かけるようにしてたので、コミュニケーションが取りずらいとかはなかった」という。また、今回短い期間だったためセッターとのコンビ面に関して話しを聞くと「1個1個合わせるときにしっかりとコミュニケーション合わせて、2人とも上手んで、自分が合わせるってよりかは2人が合わせてくれたんで結構打ちやすかった」と今チームのセッターである當間理人(東海大)と前田凌吾(早稲田大)のすごさを語った。


 海外での生活についても話を聞いた。日本と文化の違うイタリアでの困ったことについて聞くと食事をあげた。この食事については「同じものばっかり出て、ホテルのご飯が2日目ぐらいで飽きちゃって、早く日本のご飯が食べたいなとおもった。」とレパートリーの少なさに飽きてしまったそうだ。


 最後に9月から始まる秋リーグについて意気込みを聞いた。春季リーグは4勝7敗10位という結果で大会を終えた。春リーグを振り返り秋季リーグへ向けての課題を聞くと「ディフェンスが自分たちのチームは弱いので、その繋ぎのところをからしっかりして、決められる選手は多いので、しっかりとそこに繋げていけるようにまたチームとして作っていきたいと思っています」と春リーグから課題としていたディフェンス、繋ぎの部分を口にした。堺自身としては「今回の合宿でブロックの高さというよりはスパイクの高さ、攻撃面での高さは通用したと思っているので。ブロックも合宿では結構自分の中ではいい感じにできたので、チームに戻ってきて、しっかりともう1回基礎からやり直して、チームとしても組織的にしていけたらいいなと思う。」と自身の武器である高さのある攻撃と春リーグでも調子のよかったブロックについて話した。


 9月から開幕する秋季リーグでは、堺の高さのある攻撃と春季リーグから調子の良い磨きのかかったブロックに注目である。


文=山中美琴(文2)

写真=専修大学男子バレーボール部

           山中美琴(文2)