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2024.08.25
バスケ

【男子バスケ部】ディフェンスで試合を制す リーグ優勝へ好スタート

〈第100回関東大学バスケットボールリーグ戦=8月24日 日体大世田谷キャンパス 専大74-64中央大〉


 8月下旬から11月上旬にかけて行われる、通称オータムリーグが開幕した。初戦を中大と対戦した専大は、序盤から主将の市場脩斗(文4・市立船橋高)を中心に、順調に得点を積み重ねる。さらにはディフェンスとリバウンドを徹底しリードを広げ、前半を20点差で折り返した。終盤点差を詰められる場面があったものの、リードを守り切り初戦を勝利した。

▲介川アンソニー翔(商2・開志国際高)は21得点7リバウンドでチームトップの活躍を見せた。


 市場のバスケットカウントから始まった専大の攻撃は、速い攻撃を中心に展開し、内外バランスよくシュートが決まった。淺野ケニー(経済4・洛南高)は3ポイントを2本沈め、前半だけで14得点を挙げる。第2Qには新人戦で活躍した土屋来嵐(経営2・桜丘高)などベンチメンバーの得点も決まり、オフェンスが停滞する時間帯も無く順調にリードを広げた。ディフェンスやリバウンドにおいても高い強度を維持し続け、前半を47ー27で終える。

▲アシストをする土屋。新人チーム以外では初の出場となった。


 第3Qになると得点のペースはやや落ちたものの、ディフェンスで我慢し続け、最大で26点のリードをつける。しかし終盤になるとディフェンスの隙を突いた中大の猛攻を受け、14点を連続して決められるなどしたが、介川が第4Qだけで8得点を挙げ、最後は逃げ切り勝利した。


今試合はチームの大黒柱であるジョベモハメド(商2・高知中央高)が欠場するというトラブルに見舞われたが、選手たちは落ち着いて試合に臨んでいた。強力なセンターを欠きながらもトータルリバウンド(43ー33)で上回り、選手が各々の役割を全うした。

▲市場は185cmながら今試合トップの11リバウンドを取り勝利に貢献した。 


得点とディフェンスでチームを引っ張った淺野は「いい入りができて終始僕らのペースだったが、試合の終わり方が良くなかった。自分たちは必死にやっていかないと勝てない。チームの仕事を遂行することを全員で意識してやっていた。今日は市場からのいいパスを決めきれなかったことは悔しいが、全体的に自分らしいいいバスケットができたと思う」と今日の試合を振り返った。リーグ戦での目標については「チームとしてはもちろん優勝、個人としてはチームのために全試合戦い抜くこと」と意気込んだ。

▲リングへアタックする淺野。


 佐々木優一監督は今日の試合を振り返って「大事な初戦なので入りをとても大切にした。ディフェンスとリバウンドを40分続けて白星で入れるように意識したので、結果として勝ちから入れたのは、選手たちが頑張ってくれた結果。もちろん得点は取れていたが、一番評価できるのはディフェンスで我慢をして失点を抑えられたところがすごく良かった」と選手たちを讃えた。


 次戦は強豪の東海大と対戦する。市場は「まずこの2連戦を連勝して、チームとしても勢いをつけるためにまず自分が頑張りたい」と活躍を誓う。


文=君嶋悠樹(経済1)

写真=山中美琴(文2)、臼井千晴(文1)