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〈第100回 日本学生選手権水泳競技大会<水球競技>=8月28日 東京アクアティクスセンター 専大19-14日大〉
日本学生選手権水泳競技大会1日目の第1試合、専大は日本大学と対戦した。前年3位の成績を超えるという目標を掲げ、迎えた第1、2Pでは両者得点を同ペースで重ねていく場面が目立ったが、第3Pからは専大の強みである攻めが輝き、相手と得点差を広げた。続く第4Pで再び競る場面が見られたが、専大は何とか耐えて19-14で第1試合を通過した。
第1Pは専大の攻めからスタートした。序盤はシュートするも止められたりなかなか得点につながらない場面が多く見られたが、パスを繋ぎ渋井真翔一(商4・富山北部高)や久保勝也(経営4・高知東高)の力強いシュートにより、専大は2点先制する。しかしその後相手にペナルティースローを決められ、その後も得点を許してしまい、第1Pは2-2で引き分けとなった。
▲野村恵太郎(商1・大垣東高)
続く第2Pでは日大からの攻めで始まったが、素早い攻撃を止め、中塚駿(経済3・秀明英光高)や平手凛(経済4・鹿児島南高)のシュートにより専大はリードを掴んだ。しかし後半、相手にエクスクルージョンファールで得点を許すと、相手の攻撃力が増し、2点を許し追いつかれ第2Pも3-3と引き分けとなった。
▲渋井真翔一
第3Pでは開始早々両チームとも1点を獲得し、試合が始まった。その後専大は齋藤陽太(経営1・前橋商業高)、大江陸(経営3・秀明英光高)に続き平手や渋井も2回目、3回目の得点を決めた。日大のタイムアウト後も専大の勢いは止まらず、尾池笑(商3・鳥羽高)のスピードのあるシュートも決まり、この第3Pは10-3で専大のリードで終了した。
▲ミーティングする選手たち
そして迎えた第4P、序盤は日大が2点を先取し、リードを許したが、専大はチーム内で声掛けが積極的に行われ、渋井の力強いペナルティースローにより得点を獲得した。競り合った試合が続いたが、日大のタイムアウト後、野村が今大会初の得点を決め、第4Pは3-6で終え、試合終了となった。今大会初戦は19-14で好調なスタートを切った。
▲久保勝也
試合を終え、渋井は「出だしが悪かったが3P目以降は専大の持ち味の体力とスピードを活かして大差をつけることができた」と振り返った。主将の久保は「抑えられるところで得点を許してしまう場面が多かったので、そこを修正して次の試合でも勝利したい」と反省点を次に活かす振り返りを語った。加えて久保は「4年生は最後の大会となるため、いい成績を収めながら、前年度よりもさらに上に上がれるように頑張っていきたい」と今大会の目標を話した。
文=久保歌音(人間科学2)、写真=櫻井美虹(人間科学2)