最新ニュース
〈第64回関東大学バスケットボール新人戦=6月4日 駒沢 専大102ー60明学大〉
1、2年生のみが出場する新人戦が開幕した。初戦を明学大と対戦した専大は40点以上の大差を付け、ベスト16に進出した。前半は序盤から専大が得点能力を発揮し、52ー29で折り返す。後半に入ってからもペースを崩すことなく得点を量産した。土屋来嵐(経済2・桜が丘高)の3ポイント4本を含めた20得点の活躍もあり102ー60で勝利した。
▲ファールを受けながらも得点を決める介川アンソニー翔(商2・開志国際高)
19得点の活躍を見せた
前半からフルアクセルのオフェンスだった。明学大がハーフコートでゾーンディフェンスを敷いてきたのに対し、専大は速く攻めるバスケを展開する。ディフェンスリバウンドやスティールでボールを奪った瞬間から、全員がゴールに向かって走り、相手のディフェンスと相対することなく得点した。速攻に向かった後も、ボールを持った選手がそのまま得点することもあれば、巧みなパスやキックアウトからの3ポイントなどもあり、豊富な得点パターンが見れた。また、ベンチメンバーがコートに入ってからもそのペースが落ちることはなく、チーム全員が役割を遂行した。
▲リバウンドから得点するジョベモハメド(商2・高知中央高)
ゴール下を支配し18点を決めた
土屋は20歳の誕生日前日にチーム最多の20得点を決め、自らのプレーで祝福した。「この大会にむけて3ポイントを練習してきた。相手のゾーンに対して高確率で3ポイントを決められたのは良かった。20点は一つ目標としていたが、得点だけに目を向けずにチームのために何ができるか考えてやっていきたい。次はチームの高さを生かしつつ、そこに頼りきらず自分たちも外から得点しチーム一丸となって戦いたい」と話した。
▲フローターを放つ土屋
今大会は加藤律輝(経営2・羽黒高)、山口隼(経営2・北陸高)の二人がキャプテンを務める。試合を振り返って加藤は「ゲームプランとしてはディフェンスとリバウンドを徹底することを考えていた。それを出だしからできていたのでいい流れでゲームに入れた。」と話す。また、次の試合に向けて山口は「今日のディフェンス面の課題を改善するとともに、今日自分たちができたことを強みとして明日いいパフォーマンスをチーム全体で出していきたい」と意気込んだ。チームとしての目標は何か、という質問に対しては両キャプテンともに「もちろん優勝です」と力強く答えた。
▲審判とコミュニケーションをとる佐々木優一監督
佐々木優一監督は試合を振り返って「試合の入りはいい形で相手のゾーンディフェンスに対して冷静に展開できたが、チームプランとして掲げていたディフェンスが途中途中で途切れてしまった。明日に向けて修正したい」次戦に向けては「結果にフォーカスせず内容にフォーカスしたい。まだまだ課題が残るゲームだったので明日その課題を修正しながら一戦一戦を大事にしていい準備をしていきたい」と大勝ながらも反省を口にした。
次戦は駒澤大学と対戦する。
文=君嶋悠樹(経済1)
写真=倉林光琉(法1)