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JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦3部
第6節 VS明治学院大学体育会サッカー部
5月25日(土) 14:00Kickoff
@生田北グラウンド(川崎市多摩区)
専大 2–2 明学大
得点者 専大 松村、伊澤(P)
明学大 鈴木燦、鈴木太
第6節は明治学院大学と対戦し、2-2の引き分けに終わった。3連勝を狙う専大は、開始早々に失点を喫するが、すぐさまセットプレーから松村の得点で追い付く。その後は主導権を握るが、決定機を逃してしまい、スコアは動かずに試合を折り返す。後半に入って明学大に追加点を奪われるも、後半35分に伊澤が自ら得たPKを決めて試合は再び振り出しに。終盤には互いにチャンスがあったものの、得点は奪えず。上位対決はドロー決着となった。
▲伊澤のPK弾で追い付いた
〈試合前情報〉
直近のリーグ戦からのスタメン変更はなし。
以下、スターティングメンバー(4-2-3-1)
GK 21 上林 真斗 (法2・昌平高)
DF 2 一丸 大地 (法4・東海学園高)
DF 5 松村 厳 (法4・松商学園高)
DF 15 ラングフォード 海渡 (文2・札幌創成高)
DF 4 志村 ぼん (経済2・韮崎高)
MF 13 戸田 大翔 (商3・志木高)
MF 8 藤井 瑛斗 (商4・大津高) 後半31分 OUT
MF 27 佐藤 漣 (法1・成立学園高) 後半8分 OUT
MF 18 山下 基成 (文2・大津高) 後半40分 OUT
MF 10 山下 晶大 (経営4・専大松戸高) 後半16分 OUT
FW 16 伊澤 壮平 (人間科学3・浦和南高)
途中出場
MF 29 道白 優斗 (文1・流通経済大柏高) 後半8分 IN
MF 26 柿沼 弘大 (ネット情報3・聖和学園高) 後半16分 IN
MF 12 茨木 緩汰 (文4・都立杉並総合高) 後半31分 IN 後半43分 OUT
MF 23 田中 幸樹(経済4・東福岡高)後半40分 IN
MF 6 渡邊 弘和 (経済4・仙台育英高) 後半43分 IN
〈試合展開〉
直近2試合連続で無失点を達成していた専大だったが、前半4分にロングボールを送られると、ラングフォードと上林が目測を誤ってボールをうまく処理できない。無人のゴールにシュートを流し込まれてしまい、先制を許す苦しい展開に。失点後は主将の松村を中心に声を掛け合って修正を図る。
▲失点後の様子
追い付きたい専大は前半8分に山下基が倒されて右サイドの敵陣中央でFKを獲得。キッカーの戸田が左足でストレート系のボールをペナルティエリア左に送ると、完全にフリーになっていた松村がヘディングシュートを放つ。このボールがGKの頭上を越えてゴール右に吸い込まれ、すぐさま同点に追い付く。「狙い通りにいけた(松村)」と話すようにファーサイドがフリーになるという相手の弱点を見事に突いた。
▲得点を喜ぶ松村と佐藤
その後は戸田がミドルシュートを放ってチャンスを作るが、相手GKに阻まれて得点は奪えない。前半30分に明学大にFKを与えると、松村のクリアミスから相手のシュートチャンスを迎えるが、間一髪のところで山下基がスライディングで防ぎ、難を逃れる。その7分後にはテンポ良くボールをつなぎ、佐藤に決定機が訪れる。ペナルティエリア左から左足を振り抜いたが、GKの好セーブに遭って追加点は奪えない。このままスコアは動かずに1-1で試合を折り返す。
▲今節もチャンスに絡んだ佐藤
後半に入ると、専大は前節ゴールを決めた道白をピッチに送り出して追加点を狙う。しかし、後半17分に明学大に右サイドを突破されると、ペナルティエリア中央からシュートを流し込まれ、失点を喫してしまう。
▲一丸が積極的にチームを鼓舞して盛り立てる
戸田のキックを生かしたセットプレーを中心に相手ゴールに迫るが、思うようにシュートまでは至らない。それでも、後半35分に伊澤がペナルティエリア中央で相手に倒されると、PKを獲得。キッカーの伊澤は右足でゴール右下に流し込んで同点とする。伊澤は今季2点目をマークした。
▲ペナルティマークにボールを置いた伊澤
終盤には互いにチャンスが訪れる。専大は得点直後、明学大に決定機を作られるも、ここは右ポストに救われる。後半47分には途中出場の柿沼がドリブルで仕掛けてペナルティエリア左から絶妙なクロスを供給すると、伊澤が渾身のヘディングシュートを放つ。しかし、相手GKの好セーブに阻まれてしまい、得点は奪えない。「入ったと思った。あれはキーパーが上手かった」と伊澤も相手を褒めるしかなかった。試合はこのまま2-2で終了し、上位対決はドロー決着となった。次節も上位の東農大をホームに迎え、「この引き分けを無駄にしないように次勝って、首位争いに絡んでいけるように頑張っていきたい(伊澤)」と勝利を目指す。
試合後、インタビュー
松村厳
試合を振り返って
「我慢しなきゃいけない時に失点してしまったり、勝ち越さないといけない時に決め切れない。今までの試合の課題が全部出たのかなと思う」
得点を振り返って
「練習でファーサイドが空くってところで。あとキーパーが前に出てくるというスカウティングがあったので、狙い通りにいけた」
アシストをマークした戸田のキックについて
「普段良いボールを蹴ってくれているので、もっともっと決めないといけない」
最終ラインを高めに保っていたが
「前線の選手が前から行ってくれているというところで、僕らが上手くラインコントロールしたり、ラインアップしないと間延びしてしまう。そこはチームとして強気にライン設定している」
今後への意気込み
「(プロに内定したが)まずは専修大学で結果を残して2部昇格を絶対的な目標としている。その中で自分はキャプテンなので、プレー内外でもっと影響力を持っていかないといけない。また1週間リーグ戦に向けて頑張っていきたい」
伊澤壮平
試合を振り返って
「前半の最初に失点して難しい展開だった。そこで1点返せた良かった。良く追い付いたとは思うが、最後もう1点ほしかった」
得点を振り返って
「(3試合連続でPKを獲得しており今日も)PKを取れるかなというのもあった。落ち着いて決められたので良かった」
4試合連続セットプレー以外で得点が奪えていないが
「前線の選手が責任を感じてやらないといけないし、練習からもっとこだわってやらないといけない」
次節に向けて
「この引き分けを無駄にしないように次勝って、首位争いに絡んでいけるように頑張っていきたい」
次節は6月2日に生田北グラウンドで東京農業大学と対戦する。
文=竹田一爽(文3)写真=米山初佳(文1)、臼井千晴(文1)