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2024.05.19
ラグビー

【ラグビー部】ミス多発で流れ作れず 2部中大に敗戦

〈春季オープン戦=5月19日 中大G 専大A24-41中大〉


 ▲昇格を争う中大相手に大敗。この日はミスが多かった。


 対戦相手は今季も2部の舞台で昇格を争う中央大学。前半12分にトライを奪われるも、5分後にラインアウトからモールで押し込み、最後はHO吉田温広(経営3・國學院大栃木高)がトライ。その後は相手に主導権を握られ流れを掴めず、5-10で前半を終える。後半7分には、代わって入った佐藤智哉(経済1・桐蔭学園高)のトライで同点とするも、その後は立て続けに4連続トライを奪われる。LO大谷亜蓮(経営2・國學院大栃木高)とLO後田泰貴(経営4・長崎北陽台高)のトライで点差を縮めるも逆転には至らず24-41でノーサイド。課題の残る試合となった。 


 前半5分、専大持ち前のパスワークから前進しゴールに迫るも、最後にボールが手からこぼれ先制には至らない。前半12分には自陣ゴール前のラインアウトからサイドに展開され、追いつけず相手に先制を許す。しかし前半17分、相手のコラプシングで敵陣ゴール前のラインアウトになると、モールで一気に押し込み最後は吉田がトライ。5-7と点差を縮める。 


 ▲前半17分、吉田のトライにつながるシーン。


 しかしその後は相手のチャージに苦しみ思うように展開できない。また「最後アタックで取り切るところでミスが多かった。そこでミスをして相手に機会を渡してしまった」と石倉俊二監督が話すように、攻撃でもミスが続き勢いに乗れない。前半40分には相手のペナルティゴールが決まり5-10で前半を終える。


 ▲選手のスピードを活かす攻撃も展開した。

▲前半26分、この日の吉田はトライだけでなく、守備でも相手のノックオンを誘発する活躍を見せた。


  後半4分には敵陣ゴール前のラインアウトからあと一歩のところまで押し込むも、最後はノックオンを取られトライとはならない。しかしその3分後、SO鍬取武蔵(法4・海星高)が相手の背後にキックし、WTB首藤翔雄(経営4・小倉高)が駆け出しボールを拾う。そのまま展開し最後は佐藤がトライ。10-10と同点に追いつく。

 

 ▲後半7分、首藤の駆け出しを煽るベンチ。


 しかしその後は立て続けに相手に4連続トライを奪われ、一気に点差を離された。PR木原三四郎(経営4・東福岡高)は「パスワークやスクラムからミスが起きて、皆ストレスが溜まってしまった」と失点シーンを振り返る。このままでは終われない専大は後半36分、敵陣ゴール前のラインアウトからボールをつないで押し込み大谷がトライ。後半40分にも後田のトライで一矢報いるも、大量失点を取り返せず24-41でノーサイド。ここまで順調に来ていた専大だったが、厳しい現実を突きつけられた。 


▲相手の守備を崩せず、突破に苦戦した。

▲後半40分、LO後田のトライ。


 石倉監督は「ディフェンスは毎年レベルアップしているが、去年はペナルティが多かった。そういう意味では今日はペナルティが少なかったが、ハイタックルとなるとすぐにペナルティを取られてしまう。またゴール前での精度は去年からの課題でもある。そこは春のテーマとしてやっている」と問題点を挙げた。木原主将は「下のチーム(B、Cチーム)も勝っていて、トータルしていい雰囲気でできている。春夏で僕が中心となって底上げをして秋のシーズンにつなげていきたい」と秋へ向け意気込みを話した。


▲秋に向けた道のりは続く


文=北原倖多(文3)

写真=藤林利英(文1)