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2024.05.04
バレー

【バレー部】クイック光る 接戦制し逆転勝利

【バレーボール部】クイック光る 接戦制し逆転勝利


〈2024年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 対学芸大=4月28日 キッコーマンアリーナ 専大3ー2学芸大〉


 前日順大に敗戦した専大は学芸大と対戦した。この試合で専大は序盤から新居良太(経済2・開智高)を積極的に使い点数を重ねた。しかし、第1セット、第2セットは相手の高いブロックと自分たちのミスにより、流れを掴めずセットを落としてしまう。後のない第3セットでは要所要所で竹内慶多(経済4・啓新高)のサービスエースが決まり流れを渡さずセットを獲得した。第4セットでは大接戦となった。序盤に流れをつくるも中盤、相手にペースを握られ逆転を許してしまうが、終盤にまた流れを取り戻し35ー33でこのセットをものにすると、最終第5セットでは流れそのままに点数を重ねセットを取り、勝利した。

▲スパイクを打つ竹内



第1セットスターティングメンバー



OH:#1竹内、#11堀内



MB:#2堺、#17新居



OP:#19塚田



S:#5井出



L:#13水野



 第1セットでは、開始早々2連続でブロックポイントを取り、順調にスタートを切ったと思われたが、相手の高いブロックに苦しみすぐに逆転されてしまう。そんな中、躍動したのは新居だった。この試合では、センター線を中心に攻撃を組み立てた専大、序盤は新居の打数の多さが際立った。この試合を通して、新居はあげられるボールのほとんどを打ち切り、得点に繋げた。しかし、終始ブロックに苦しめられ21ー25でセットを先取されてしまう。続く第2セットでも相手のブロックに苦しみ、自分たちのミスも増え第1セット同様に21ー25でセットを取られてしまう。

▲スパイクを打つ新居

 

 後が無くなった第3セットでは、竹内のサーブが流れを作った。セット序盤でサービスエースを取ると、中盤ではタイムアウト明けにサービスエースを獲得した。このサーブで勢いを作った専大は序盤に作った点差を縮めさせることなく試合を進めた。最終25点目は竹内のサービスエースでこのセットを締めた。このセットのサーブについて竹内は「1、2セット目はサーブが全然入らなかったので、吹っ切れて思いっきり打つようにした」と振り返った。

 ▲サーブを打つ竹内


 続く第4セット目は30点を超える大接戦だった。序盤は専大が連続得点を取るなどペースは専大にあった。しかし、中盤からは学芸大のブロックが機能し、得点が中々決まらなくなり相手にペースを渡してしまい、逆転を許してしまう。終盤、流れを掴みたい専大はピンチサーブに田垣遼大(法2・東海大札幌高)を入れた。この場面で田垣はサービスエースを取り、チームを鼓舞した。30点代に入ると専大はブロックがよく機能した。3連続でブロックポイントを取ると逆転に成功、流れを専大に引き寄せた。その後相手のミスにより35ー33で大接戦の第4セットをものにした。

▲サーブを打つ田垣

 


 最終第5セットでは第4セット目の勢いを落とさず序盤から連続得点を重ね、点差を離した。相手にタイムアウトを取られるも、勢いが落ちることなく、着実に点数を重ね、15ー11で第5セットを取り、フルセットの末、逆転勝利を収めた。

 ▲点が決まり、喜ぶ選手たち


 試合後、新居は「相手のクイックも本数が多く、打ち合いになると思った。そこで負けたらダメだと思ったので、思いっきり打った」と試合を振り返り、次戦については「ブロックの本数が出てないので、ワンチでもチームを助けられるようになりたい」とブロックを課題に挙げた。竹内は「(第1、2セットは)気持ちで負けていたのはあった。攻める気持ちで全員ができたから攻撃も取れるようになった」と第1、2セットとそれ以降のセットの違いを話した。次戦については「残りの4試合全部勝って上位に食い込めるように全員で頑張っていきたい」と結果にこだわりを見せた。



文・写真=山中美琴(文2)