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2024.05.03
バスケ

【男バス】清水の3ポイントで勢いつける 昨年インカレの因縁筑波大に勝利

〈第73回関東大学バスケットボール選手権大会=5月2日 武蔵野 専大83ー60 

筑波大〉


 前日東経大に快勝した専大は、昨年のインカレ準決勝で敗れた筑波大と対戦。今大会の山場となる1戦であった。第1Qから第2Q前半では専大が1歩リードするも中々リバウンドを取れず流れが掴めずにいた。しかし、第2Q後半で清水愛葉(文3・北陸学院高)が連続で3ポイントを決めるとそこから流れは専大に傾き、点差を20点近くまで離した。第3Qではその点差と勢いを崩すことなく試合は進んだ。最終第4Qではジョべモハメド(商2・高知中央高)が2回のテクニカルファールで退場してしまう。しかし、そこから崩れることなく試合を進め、83ー60で筑波大に勝利した。アウトサイドを中心とする筑波に、この日は3ポイントを1本しか決めさせないディフェンスを見せた。

▲3ポイントを打つ清水

 試合の流れを作った清水は「自分が出た時は(3ポイント)を狙って打った。自分の役割を徹底できたのがよかった」と自身の役割について話した。この試合清水は第2Qのみで3ポイントの決定率は100%(4/4)と驚異の決定率を叩きだした。また、キャプテンの市場脩斗(文4・市立舩橋高)はこの試合について「インカレで悔しい思いをした相手なのでしっかり勝ち切って明日、明後日に繋げていきたいと思った。」と昨年の因縁を口にし「今日はディフェンスからしっかり入ってオフェンスに繋げていこうとチームで決めていた」と語った。

▲シュートを打つ市場

斎達也(文3・東北学院)は「全員でリバウンドを取らないといけないという話があった。」とリバウンドの大切さをあげ、前半のリバウンドに対しては「(ボールが)跳ねっちゃって取れないのは仕方がないからセカンドチャンスを与えないようにしようと話した」とディフェンスの徹底さを話した。勝因については「筑波の3ポイントが前半0本で後半警戒してしっかりディフェンスを緩めなかったから、点差が離れた」と語った。

▲チームに支持を出す斎


 佐々木優一監督は試合を振り返って「昨日ディフェンスでソフトになってしまったので、今日はリバウンドに集中して40分して相手にやらせない意識で入った。昨日の部分をしっかり修正してディフェンスとリバウンドを我慢しきれたので勝ちに繋がった」と試合を振り返った。また、今回選手が声を揃えて話したディフェンスについて「ルールに沿って、組織的にディフェンスができた。全員がチームとしてやらなければいけないディフェンスを我慢してやってくれた」と選手を労った。ジョべの退場については「留学生が1人しかいないがいない時の準備もしていたので、(退場という形は)彼自身も反省しなければいけないし、チームとしても2度と繰り返さないようにする」と反省を述べた。次戦については「山場の後の試合は難しいので、もう一回しっかりと自分たちのやるべきことを話し合いたい」と次に向けて話した。次戦は早大との対戦になる。


文=山中美琴(文2)

写真=山中美琴(文2)・君嶋悠樹(経済1)