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2024.05.04
バドミントン

【女子バドミントン部】春季リーグ2部優勝 11日の入れ替え戦へ

〈関東大学春季リーグ戦 2部=5月3日 日体大健志台キャンパス 専大3―2青学大〉

春季リーグ最終日3勝1敗で1部復帰戦に王手をかけた専大は3日に青山学院大学と対戦した。第1シングルスの松岡美歩(文2・埼玉栄高)は1-2で落とすも、続く第2シングルスの堀心海(文1・聖ウルスラ学院英智高)、第1ダブルスの加藤環季(文4・金沢向陽高)/吉田陽萌(文2・金沢向陽高)がストレートで勝利。第2ダブルスの赤須佳奈(商4・甲斐清和高)/大津留呼春(文4・佐賀女子高)はストレートで敗れるも、第3シングルスの御後あやか(文3・聖ウルスラ学院英智高)はストレートで破り3-2で最終戦を勝ち取った。

         ▲円陣を組んでいる 

1Sの松岡は、第1ゲーム序盤は6連続得点で試合の流れを掴むも、なかなか点差を広げることができず、22-24で落とす。第2Gは両者譲らぬ展開だったが、クロスやプッシュが決まり徐々に点差をつけて22-20でフルゲームに持ち込む。ファイナルGは両者相手を前後に動かしあう展開が続く中、相手のスマッシュに対応しきれず17-21、1-2で落とす。

         ▲悔しがる松岡

2Sの堀は「相手のアタックが鋭いので、自分からスマッシュを積極的に打って攻めることを後半まで意識し続けた」と第1G序盤から攻めの姿勢を見せ大差をつけた。第2Gも変わらず攻めの姿勢を見せたが、終盤5連続失点で同点に追い込まれた。この場面では「このゲームを取らないとチームとしてリードできるかされるかだったので、焦りから自分のペースが乱れて気持ちが引いてしまって簡単なミスが増えてしまった」と心情を語る。その後クロスで流れを取り戻し21-19で勝利した。春季リーグを振り返って、「大学生になってから初めての試合で最初の方は緊張しすぎて思う通りできなかったけど、後半では先輩やベンチからの応援で自分のプレーを楽しみながらできた」と大学公式戦デビューを振り返った。

     ▲スマッシュが決まりガッツポーズをする堀

1Dは同校コンビの加藤/吉田が出場。「とにかく強気でやるっていう感じだった」と加藤は語る。強気な気持ちを表すように1G序盤に相手からの浮いたシャトルに対し、吉田がプッシュを決め流れを掴み21-14で取る。2G序盤は拮抗した展開が続くが、加藤のスマッシュが決まると流れを掴み21-14と大差をつけてストレート勝ち。「いつもに比べて冷静に対応することができたから、点数をひっくり返されずに最後まで勝ち切ることができた」と加藤は語った。

        ▲強気に戦う加藤/吉田

勝利目前での2Dは流れを掴むことができず、18-21で1Gを落とす。2Gはデュースまで持ち込むもミスを連発し21-23で勝ちを許す。

         ▲奮闘する赤須/大津留

3Sの御後は1G序盤流れを掴むことができず、6-11でインターバルを迎える。「ここの勝ちで優勝がかかっていたのでプレッシャーを感じたし、緊張が裏目にでて足が全然動かず、弱気なショットが続いた」と心情を語った。「ラリーをすれば自分は絶対負けないと自信が持てた」とインターバル明けは調子を取り戻し同点まで追い上げる。力強いスマッシュで相手のペースを崩し21-18で取る。2Gは相手のミスを誘うようなラリーをし、21-15でストレート勝ち。「1G目を取った自信があったし、チームメイトが正面に見えて心強かった」「チームで戦うことの楽しさ、難しさを感じた。個人戦とは違った緊張感を楽しめてよかった」と今リーグ戦を振り返った。

         ▲覚悟を持って戦う御後

春季リーグを振り返って、主将の加藤は「リーグ戦に出てきた人が少ない中緊張とかがあったけれど、応援でのサポートが大きくて、チーム全員でやることができたから勝利できたと思います」と強く語った。

          ▲優勝が決まった瞬間

          ▲喜びを分かち合うメンバー

一週間後に迫った1部昇格戦に向けて御後は「春で1部に昇格することを目標で全員で練習してきたので、優勝を過程と考えて一週間後に勝つことを目標に頑張っていきたい」と意気込みを語る。


文=櫻井美虹(人2)

写真=北原倖多(文3)