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〈第73回関東大学バスケットボール選手権大会＝５月４日 代々木 専大78ー64山梨学院大〉
▲ ワンハンドダンクを決めるジョベ。21得点、18リバウンドを取り躍動した。
昨日早大に勝利した専大は準決勝で山梨学院大と対戦した。前半はお互いに激しいディフェンスが繰り広げられた。中々得点が決まらない中でも集中力を切らさず我慢し、10点リードで前半を終える。後半になるとミスから相手を勢いに乗せてしまったが、市場脩斗（文４・市立舩橋高）の３連続得点で一気に突き放し78ー64で勝利した。
▲介川アンソニー翔（商2・開志国際高）は14得点を決めチームを引っ張った。
今試合は専大のディフェンスとリバウンドが光った。ディフェンスにおいては相手の得点源である３ポイントを徹底して封じた。試合の途中でミスが出てしまう場面はあったものの、全体を通して相手の３ポイント決定率を６/35（17％）まで落とした。リバウンドではジョベモハメド（商２・高知中央高）の18リバウンドの活躍やチーム全体で取りに行く意識を40分間遂行した。その結果トータルリバウンド数54－32とリバウンドで大きな差をつけた。
第３Ｑはディフェンスに苦しんだ。ミスを連発しターンオーバーから３連続３ポイントを決められると３点差まで詰め寄られる。しかし佐藤寛太（経済４・金沢工業高）のバスケットカウントなど相手の勢いを止めるプレーでなんとか耐え凌いだ。佐藤は「今日はターンオーバーで自滅してしまう場面が多かった。後半皆で話し合って修正して勝ち切れたのはよかった」と話した。明日の決勝に向けては「思いっきりやるだけ。そこに結果がついてくればなおいい」と意気込んだ。
▲リングにアタックする佐藤。
11得点を決めた主将の市場は「自分たちのミスがかなり多く、結構苦しんだ場面がいくつもあった。ミスを明日は絶対減らしていきたい」と話す。第４Qの活躍については「前半何もできずチームに迷惑をかけてしまった。後半は自分の役割をしっかり果たしてチームに貢献しようとプレーした」と振り返った。
▲チームに指示を送る市場。
佐々木優一監督は試合を振り返って「山梨学院大はすごく勢いがあるチーム。まずは序盤でディフェンスとリバウンドのところで相手の勢いをどれだけ止められるかがポイントだった。相手の３ポイントへのディフェンスを40分間意識してチームプランをしっかり遂行してくれたことが結果に繋がった」と選手を讃えた。また、「相手の３ポイントを少なくさせること、リバウンドで負けないことを一番大事にしていた。そこさえできれば負けないと思っていたが、ミスが多すぎたことについては反省すべき点が多い。ただ準決勝に勝ったからこそこの反省ができる。しっかり修正して明日の試合に望みたい」と話した。
決勝は連覇を狙う前回王者・日体大と対戦する。
文＝君嶋悠樹（経済１）
写真＝髙野葵葉（文３）
