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2024.05.13
バドミントン

【女子バドミントン部】1部日大に力負け 昇格叶わず

〈関東大学春季リーグ戦 1・2部入替戦=5月11日 東京女子体育大学 専大1―3日大〉


▲1季での1部復帰は叶わなかった


 1部復帰を懸け日本大学との入替戦に挑んだ。第1シングルスの松岡美歩(文2・埼玉栄高)はストレートで落とし、第2シングルスの堀心海(文1・聖ウルスラ学院英智高)は1ゲーム目は大差で取るも2ゲーム、ファイナルゲームを落とし敗戦。後がなくなった第1ダブルスの加藤環季(文4・金沢向陽高)/吉田陽萌(文2・金沢向陽高)は1Gは落とすも2G、FGは粘り強さを見せ2-1で勝利。勢いに乗りたい第2ダブルスの大津留呼春(文4・佐賀女子高)/押見綾奈(商3・富山国際大附属高)は1Gはデュースの末に敗れ、2Gも勝ち越すことができずストレート負け。1-3で敗れ1部復帰は叶わなかった。


 1Sの松岡が敗れ、勢いをつけたい2Sの堀だったが1G序盤は拮抗した展開となる。しかし15-13で点差をつけると、そこから怒涛の3連続スマッシュで点を重ね21-15でものにした。堀は「自分の得意なプレーに持っていくことができて、思うようにのびのびプレーすることができた」と1Gを振り返った。しかし2Gから相手に対応され始め大きな展開が増える。そこからペースが乱れミスも増えて16-21で落とし、続くFGも相手に連続得点を取られ9-21で敗戦。痛い2敗目となった。


▲「自分がチームの流れを作る大事なポジションにいることはとても感じていた」

と試合前の心境を話す堀

▲試合後は涙を見せた

「いつも自分を支えてくれるチームのために1本取りたかったが勝てず、ただただ悔しいし情けない。

しっかり反省して必ず次に活かしたい」


 後がなくなった1Dの加藤/吉田は1Gは序盤に6連続失点をし相手に主導権を握られる。その後は徐々に勢いを取り戻し始めるも、序盤の失点が響き17-21で落とす。しかし2Gは意地の戦いを見せる。中盤までは一進一退の攻防が続くも、加藤の強烈なスマッシュが連続で決まり19-15と4点差をつけた。しかし相手も1部の意地を見せるかのような粘り強さで19-19と同点とされる。その後もデュースにもつれる接戦となると、21-21で吉田のスマッシュが決まり専大が一歩リードし、最後は相手のショットがネットにかかり23-21でFGに持ち込んだ。加藤は「最後は取られれば終わりという焦りもあったが、その中で集中することだけを考え取り切ることができた」と2Gを振り返った。FGでも拮抗した展開が続いたが中盤に相手のミスが増え点差を離す。そのまま勢いを渡すことなく安定した戦いをみせ21-16で勝利。昇格へ望みをつなげた。


▲確固たる勝負強さをみせた同高校ペア

加藤(左)/吉田(右)


 この日がリーグ戦で初のペアとなった2Dの大津留/押見だったが、その不安を感じさせないコンビネーションを1Gから見せた。8-7で一歩前に出ると、そこから攻めの姿勢をみせ相手にペースを握らせず19-15と残り2点まで持っていく。そこで決めきりたかった専大だったが、相手も鋭いショットを打ち続け19-19と同点とされる。その後も集中力の高い攻防が続くも最後は相手のスマッシュが連続で決まり22-24で手痛くもこのゲームを落とした。2Gは序盤から追いかける展開となる。「相手のやりたいことをさせてしまうことが多く、ラリーになったときに自分たちからミスすることがあった」と大津留が話すように、あと一歩のところで取れず勢いに乗り切れなかった。最後は3連続で取られ試合終了。この結果を持って日大の勝利が決まり、目標の1部昇格は叶わなかった。


大津留(右)「大事な場面で攻めきれず、点数を取り切れないところがあった」


 1年生ながら全日出場した堀は「プレー面やフィジカル面、メンタル面など総合的に見直す必要があると感じる。また先輩方の戦う姿を見て感じることもたくさんあり、大きな刺激になった」と今大会を振り返った。主将として初の大会を終えた加藤は「これが今のチームの実力。今回得た課題を秋までに絶対改善し秋は必ず1部昇格したい」と、秋での昇格を誓った。


▲次戦の関東学生選手権について主将は

「次は個人戦になるので、それぞれが個性を生かしいい結果を残せるよう日々の練習に励みたい」

と意気込んだ


文=北原倖多(文3)

写真=千葉里央(文3)