News

最新ニュース


2024.05.12
アイスホッケー

【アイスホッケー部】新チーム初陣! 主導権を握り快勝

<秩父宮杯第71回関東大学アイスホッケー選手権大会=5月6日 ダイドードリンコアイスアリーナ 専大4-2日大>


秩父宮杯第71回関東大学アイスホッケー選手権大会が開幕し、トーナメント初戦は日本大学と対戦。今季初の公式戦は、#17渡邉大誠主将(法4・北海高)率いる新チームの初陣でもあり、結成から標準を合わせていたこの試合を粘り強く戦い抜き、4−2で幸先よく快勝を収めた。


フェイスオフ直後の第1ピリオド、先手を打ったのは専大だった。4分10秒、#4庄司海俊(3年・東北高校)と#29小林氷聖(2年・釧路江南高)からのアシストを受け、#7皆川堅史郎(法3・白樺学園高)がパックを叩き込み先制。「練習ではやっていたが、今まで成功したことなくて。不安な部分もあったが、チャンスだと思って読んで決めることができた」と振り返るシュートは、チームを勢いづける一本になった。14分54秒には#27金本怜恩(2年・八戸工業大学第一高)もゴールを決め、このピリオドで2点を先行。

▲「中に入ったらまずゴールを狙う。点を決める姿勢を見せることを意識している」という心がけが実った


優位に立った第2ピリオド、渡邉主将は「自分たちのリズムで相手にパックを触らせないということを考えてプレーしていた」と振り返る通り、相手に圧力をかけながら主導権を握る時間が続く。20分間を終え、得点力のある日大に対してミス絡みの1失点に抑え込んだ。髙橋裕一監督は第2ピリオドについて「ある程度の失点は覚悟していたが、自分たちのミスから取られた失点だったので(その後)修正が効いた。失点しても落ち込むことなく、常に先手でいけた」と選手たちの心持ちを評価。昨年より選手が主体的に考える時間を増やし、練習メニューやチームの雰囲気について試行錯誤を繰り返した。その主体性がゲーム内で発揮された瞬間だった。

▲主将としては「応援されるチームを作り上げていきたい」と意気込む


第3ピリオドでは目まぐるしく展開が移り変わった。5分12秒、#9中村光(1年・白樺学園高)のゴールで3ー1と引き離すも、直後5分46秒、相手選手に得点を決められ3ー2の一点差に。譲らぬ攻防が続く中迎えた最終局面、19分42秒に#14クラーク証音(1年・日光明峰高)がゴールを揺らし、勝負あり。4−2で逃げ切り、大きな一勝を手にした。

▲選手交代が激しい競技。全員で掴んだ勝利だ


次戦の相手、東洋大は昨年のリーグ戦で準優勝を果たした強敵だ。髙橋監督は「どこまで食らいついてやれるのか。自分たちの力を試すいい機会」と話すと、渡邉主将は「体張ってシュートを守って、少ないチャンスで点をとって勝ちたい」と力強く宣言した。氷上を走る選手たちの意思で、強敵に喰らいつく。


文・写真=萩原健丸(経営3)