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2024.05.06
バスケ

【男子バスケ部】ターンオーバーで課題残る 決勝敗れ準優勝でトーナメント閉幕

〈第73回関東大学バスケットボール選手権大会=5月5日 代々木 専大75ー84日体大〉


 2年ぶりの王座奪還を目指して、前回王者の日体大と対戦した。終始ディフェンスのミスから相手に得点を許す場面が続き、大きく点差が開いてしまう。そんな苦しい展開の中で主将の市場脩斗(文4・市立船橋高)は後半だけで16得点を決め、淺野ケニー(経済4・洛南高)もインサイドから攻め込むが、最後までミスが響いて試合は終了。春季トーナメントは準優勝で幕を閉じた。

 個人賞として介川アンソニー翔(商2・開志国際高)が優秀選手賞、ジョベモハメド(商2・高知中央高)が敢闘賞を受賞した。


 ▲思い思いの表情を見せる選手たち


 第3Q終盤は背番号12が見せた。取って取られての苦しい展開で、インサイドから果敢に攻め込みゴールに沈める。その後もバスケットカウントでフリーのチャンスも決め切るなど、プレーでキャプテンシーを発揮した。「前半からもっとやるべきだったが、後半は調子良くて攻め気を持ってプレーできた」と話した。一方で、「今日も勝てた試合なので素直に悔しい」と後悔の念を口にした。

▲決勝ではチームハイの18得点を叩き出した


 プレーでも声出しでもチームを引っ張っていく存在の淺野。今大会は怪我などで伸び悩む部分があったが、決勝ではインサイド、アウトサイド両方からの活躍を見せた。振り返ると、「今までやってた相手と違ってアジャストできなかった。相手の高さを気にしすぎてターンオーバーがあったので、相手に合わせたバスケットじゃなくて自分たちのバスケットをしていきたい。これからについては、「目標はインカレ優勝なので、そこにつながるバスケットを追求したい」と前進する。

▲「これは僕の中で最低。これ以上落ちることはないと思って次に繋げる」


 佐々木優一監督は「今大会の課題であるターンオーバーが最後まで出てしまった。リードを奪われて追いつく展開でディフェンスは我慢できたが、ディフェンスからオフェンスでさらにミスが続いてしまった。自分たちのミスで掴みかけていたリズムを手放してしまったり、ミスから相手に主導権を渡してしまった」決勝の敗因を振り返った。準優勝については「結果だけ見れば良いことだったかもしれないが、内容をしっかり見るとまだまだな部分が多い。内容をしっかり振り返って、またチームとして作っていきたい」と決意を固めた。



個人賞

優秀選手賞:介川アンソニー翔

▲4連戦2桁得点の活躍を見せた。第47回相佰盃日・韓大学代表バスケットボール競技大会では日本代表に選出されている。

▲「チームで求められてることは点を取ること。個人的にはもっとやれた大会、このパフォーマンスには満足していない」


敢闘賞 :ジョベモハメド

▲68得点、52リバウンドでチームに貢献した

▲ダンクも決め、会場全体に勢いを乗せた




文、写真=髙野葵葉(文3)