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<第309回日本体育大学長距離競技会=11月12日 日本体育大・健志台キャンパス 陸上競技場>
▲自己記録を13秒更新する14分27秒02をマークした大田和
12日に行われた日体大記録会に専大から14名の選手が出場。19組に出走した大田和一斗(文3・東農大二)が、5000mの自己記録を13秒更新する14分27秒02をマークした。また、同組に出場した渡辺凛(経営3・名古屋経済大高蔵)や18組の安藤凛(経営2・相洋)ら8名も5000mで自己ベストを記録した。
自己新を記録した大田和はレースを振り返り、「ロスがあったレースでした。もったいない部分があったかな」と序盤の位置取りを悔やんだ。同組の出走人数は39名。最終的には組9着でフィニッシュしたが、「1000~2000mで結構外に膨れてしまった」と中盤にかけて前へ出る際に多く力を使い、当初の目標であった14分20~25秒にはわずかに及ばなかった。
▲集団の外側を走る大田和
▲終盤は、同学年の渡辺と競り合った
3年目の大田和は先月の箱根駅伝予選会で初の予選会出走を果たし、チーム4番手の64分26秒を記録。予選会後も翌日からランニングを再開し、「今までやる練習はしてきたので、ある程度体はできていたのかな」とひと夏を超え、着実にステップアップの道を歩んでいる。練習では現在の4年生に変わって練習を引くことも増えた。「前に出る回数が意識的にというか自然に増えていて、自分がやるという気持ちでやっている」と心身ともに最上級生としての自覚が芽生えている。
2週間後の記録会では10000mに出場予定。「それを本命としていて、今日に関してもそんなに調整という調整をせずに流れの中で出た」と明かし、『本命』では春に記録した30分19秒から1分更新の29分20秒を狙う。
<安藤凛 積極的なレース運びで半年ぶり自己新>
▲集団前方でレースを進める安藤
18組目に出場した安藤は前半から積極的にレースを運び、14分28秒41の自己新記録。これまでは、消極的なレースで結果を残すことができなかったが、五ヶ谷宏司コーチの助言を受け、前を狙う走りが功を奏した。
高校までは800mや1500mという中距離種目を主としていた安藤にとって、大学陸上の『距離』に対して苦手意識があった。しかし、今夏は合宿を納得のいく形で終え、「自信をもってきている気がする」と手ごたえをつかみ始めている。
来週行われる上尾ハーフマラソンにも出場予定。長い距離への自信で再び自己新を狙う。
文・写真=相川直輝(文4)