専大スポーツ編集部

<第３０９回日本体育大学長距離競技会＝11月11日　日本体育大・健志台キャンパス 陸上競技場>

11日に行われた日体大記録会の男子10000ｍ競技に福田達也(経営２・市立橘)と佐藤陸（文１・東京）の２名が出走。福田は自己記録を大幅に更新した。

▲自己記録を大幅に更新した福田

　福田は６組に出走。序盤は遅いレース展開となったが、「無駄な動きをしない」と集団後方に位置をとった。レース中盤、6000mを過ぎた辺りから集団がペースを上げると、福田も粘り強く先頭に食らいつき、29:09.61でフィニッシュ。自己記録を約30秒更新した。予選会後、初の記録会とあって「本調子ではない」と明かしたが、12日の5000m出走組に刺激を与える上々の走りを見せた。

▲粘りの走りを見せた

　福田はレースを振り返り、「当初28分台を狙うつもりでいた。最初は遅いレース展開となり、途中にペースを上げたが、結果的に目標に届かず悔しい」と語った。

　11月末の記録会でも10000ｍに出走予定の福田。大半のメンバーとは異なり、ひと月に２本10000ｍを走る意図について、「自分はどちらかというとスピードよりスタミナの方が合っている。チーム全体として『来年の全日本予選でタイムを縮めていこう』という中で、自分が先陣を切ってタイムを縮めていくのが目的」と与えられた最初のチャンスで自己ベストを出した。

▲１週間前の練習が上手くいき、28分台を意識

　今後については「11月末の記録会で28分台を狙う。年明けまでにハーフ（マラソン）も出るので、良い結果を残したい」と次のレースを見据え、目標を語った。

10000ｍ結果

４組　佐藤陸　　29:56.32

６組　福田達也　29:09.61

文＝竹田一爽(文２)