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2023.11.09
バスケ

【男子バスケ部】2年連続リーグ準優勝 最終戦で日体大下す

〈第99回関東大学バスケットボールリーグ戦=11月3日 大田総合体育館 専大80-73日体大〉

▲集合写真で笑顔を見せる専大



 大混戦のオータムリーグ最終戦で、専大は優勝候補の日体大を下し、2位で閉幕した。序盤はやや相手のペースで試合が展開していくが、リバウンドとディフェンスで圧倒する。中盤になると介川アンソニー翔(商1・開志国際)とジョベモハメド(商1・高知中央)が勢いに乗り、後半にはクベマジョセフスティーブ(経営4・福岡第一)、淺野ケニー(経済3・洛南)らが力を発揮した。試合後の表彰式では、スティーブに敢闘賞が贈られた。

▲盾を持つスティーブ(左)とトロフィーを抱える赤嶺有奎(文4・豊見城=右)


 第1Qは後半にかけて日体大のペースに呑まれた。スティーブのフリースローで先制した専大は、市場脩斗(文3・市立船橋)の速攻、淺野の3ポイントなどでリードを広げる。しかし、残り3分を切ると苦戦を強いられ、2分になるとさらに追い上げられ逆転を許した。

▲市場は速攻で見せた


 第2Qは1年生コンビが躍進した。序盤はリードされてしまうが、相手が得点を決めるたびに負けじと介川とジョベがインサイドからそれぞれ反撃に出る。介川は「怪我で(リーグ戦に)出てなかったときに自分のできる役割を考えてた。今日は3ポイントが入っていなかったのでパスとかレイアップの部分にフォーカスした」と得点源について話した。ジョベは「スティーブさんにどんどんやってと言われた。4年生は色々分かってるから、自分からも先輩に話を聞いて思いっきりできた」と先輩のアドバイスをもとに貢献した。

 そんな中、第2Qの最後のシュートはスティーブ。残り21秒にジョべと交代するとダンクを決め、先輩として威厳を見せた。差を2点に縮め後半戦へ突入する。

▲体を張ってボールを保持する介川

▲11得点の活躍を見せたジョベ

▲スティーブは12得点10リバウンドでチームを牽引した


 第3Qは主力が見せた。淺野がいきなり3ポイントを含めた3連続得点を決め逆転に成功する。再び逆転されるが、スティーブは相手の強力なディフェンスに屈することなくゴール下から決めきる。その後も松野遥弥(経営2・桜丘)の3ポイントなどで日体大を一気に引き離した。

▲淺野はチームハイの21得点を叩き出した


 第4Qは勢いに乗った専大が優勢を保ち続けた。相手にオフェンスリバウンドを取らせず、松野、スティーブ、淺野、介川がコンスタントに点を決める。フリーのチャンスもものにし、80ー73で試合終了。リーグ戦13勝目を挙げ、見事2位フィニッシュを遂げた。

▲ディフェンスに屈せずに攻める松野


 佐々木優一監督は「日体も上位で上がっているチームだし自分たちのゲームプランをしっかり遂行できるかどうかが鍵になった。やらなければいけないディフェンスとリバウンドを最後までやりきれたのが白星に繋がった。2、3年生がカバーしてやってくれていたので1年生ものびのびやれた。チームとしてできたので良かった」と最終戦を振り返った。また、「苦しい状況もあり勝ち切れたゲームが少なかった。それでもなんとか繋いで、負けちゃいけないゲームで勝つことができたので2位に上がれたのは結果的には良かった。ただ、リーグ戦を通して自分たちの試合ができたかというとまだまだな部分がすごくあったので、反省点としてインカレに向けて磨いていきたい」と来月に迫ったインカレへの意気込みを語った。

 

 チームハイの得点を挙げた淺野は「シュートの上手いチームなのでそれがうまくいった。去年の持ち味を出せたし、僕はスコアラーであるべきなのでフリーのような簡単なシュートはもちろん打たなければいけない。これからもそれを続けてインカレは勝ちたい」と力強く語った。


 12得点10リバウンドの活躍を見せたスティーブは「今日の試合は最後のリーグ戦、本当に日体に勝って良かった。絶対に負けたくなかったし、勝ちたい気持ちでリバウンドを必ず取っていた。インカレも最後なのでいい形で終わりたい。優勝したい」と昨年の悔しさを晴らす。



クベマジョセフスティーブ

敢闘賞

▲「本当に嬉しかった」と笑顔ながらに話した。



文、写真=髙野葵葉(文2)