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〈1部リーグBIG8 一次リーグ第2節=9月23日 アミノバイタルフィールド 専大28-10横浜国立大〉
リーグ戦第2節、横浜国立大との対戦は攻守ががっちり噛み合い、専大アメフト部「GREEN MACHINE」が今季リーグ戦初勝利を掴んだ。
横浜国立大のキックで始まった試合は、点の取り合いで幕を開けた。先手を打ったのは専大。攻撃権を得ると一気にゴールまで迫り、第1Q10分、#2後藤僚汰(法3・神奈川県立舞岡)がタッチダウンを決めると、#1加賀友貴(法3・浦和学院)がキックを決め、7ー0と先制した。しかし第1Q終了直前の14分、相手選手にTDとキックを決められ7ー7の同点に。
第2Qに入っても両者譲らない攻防が続く。13分、#6平賀正朗(経済4・横須賀学院)がボールを受け取ると一気に攻め込みTD。#1加賀が再びキックを決め14ー7と再びリードを奪うも、直後に相手オフェンスのフィールドゴールを許し14ー10。ここで前半を終える。
▲#6平賀正朗
ハーフタイムでは、渡辺卓史監督が選手に奮起を促した。「死に物狂いでやれよ!このままじゃ駒大戦と一緒、集中力切らしたらやられるぞ!」。二週間前に行われた第1節の駒大戦は前半を6ー6の同点で終えるも、後半に攻め込まれ6ー13で敗戦。同じやられ方をするわけにはいかない。
▲円陣を組む選手たち
迎えた後半戦。監督の言葉に答えるかのように、選手たちが躍動した。相手オフェンスで始まった第3Q開始早々、#44嶋影晟仁朗(法3・浦和学院)がインターセプトを決め、そのまま敵陣まで攻め込み好機を演出。直後、#8谷口偉大(商2・堀越)から#88古田凌一朗(経済3・長良)へ見事にパスが繋がりTD。#1加賀が三たびキックを決めて21ー10。指揮官が「一番の勝因」と語る、ビッグプレーだった。ここから試合の流れを一気に手繰り寄せ、相手に攻撃権を渡さず攻め続けた。
第4Q5分、#6平賀が果敢に攻め込むと、#19陳根弘宇(商4・横浜立野)がチーム4本目となるTDを決め、最後は#1加賀のキックでスコアは28ー10。リードは盤石となった終盤は#36鎌田修伍(法1・獨協)がインターセプトを成功させるなど、ディフェンス陣が踏ん張り見事勝利。渡辺監督は試合を総括し「オフェンスとディフェンスが噛み合って、フットボールらしい試合ができた」と手応えを感じている。
一次リーグ戦は早くも折り返しとなり、TOP8との「チャレンジマッチ」出場に向けて指揮官は「うちは負けたら次がない。一戦必勝、必ず勝って、最終戦の国士舘大に繋げる」と語り、「試合展開によってはまだまだ一位を取れる可能性もある。そこに向けて頑張る」と上を見据えた。
次戦は10月1日の上智大戦。「GREEN MACHINE」の負けられない戦いは続く。
文=萩原健丸(経営2)
写真=小山明香(文2)