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９月２日、東都大学秋季リーグが神宮球場にて開幕した。春季を制した専大は強豪亜細亜大学を開幕戦で迎え撃つこととなった。初回、先発高橋礼（商２・専大松戸高）が自らのミスで先制を許し、４回、６回とホームランを打たれ、効率良く追加点を与えてしまった。打線は亜大・先発諏訪に要所を締めるピッチングをされ、沈黙。最終回、相手の投手交代を機に、得点を挙げ、粘りを見せるも開幕戦黒星となってしまった。
専大 ｜０００ ０００ ００２ ｜２
亜大 ｜１００ １０１ １２× ｜６
開幕戦という大一番を任された高橋は、初回２アウトを幸先良く取るも、自らのエラー、ヒットで２、３塁のピンチを作るとボークという形で先制を許してしまう。その後、４回、６回と、甘く入ったボールをスタンドに運ばれ、試合の主導権を握られる。
▲ボークの判定にぼう然とする高橋
そんな高橋を援護していきたい専大打線は４回、０アウトから５番渡辺和哉（経営４・文星芸大附高）がチーム初の長打である２塁打を放ち、チャンスを作るも後続が凡退。７回、４番濱田竜之祐（商４・鹿児島実高）の２塁打を皮切りに０アウト満塁の絶好のチャンスを作るも、無得点に終わってしまう。
▲２塁打を放った濱田
流れが悪いまま終盤に入った８回裏、７回途中から高橋に代わり、マウンドに上がった堀田竜也（経営２・常葉菊川高）が試合を決めるかのような２ランの手痛い一発をくらってしまう。
６点差を追う９回表、途中からマスクを被る大橋将（経営１・天理高）がヒットを放ち、代打石田鴻太（商２・日大三高）の右中間を破るタイムリー３ベースで初得点を挙げ、粘りを見せたが、試合の主導権は亜大が握ったまま、試合終了。
▲チーム唯一の打点を挙げた石田
開幕戦で黒星を喫してしまったが、最終回、明日以降につながる粘りの攻撃を見せた。そして、明日は春季に見せた強力打線と安定感抜群の投手陣に期待し、秋季初白星を挙げてほしい。
以下コメント
斎藤正直監督
「みんながちがちに緊張していた。初戦だし、後々チャンスがあると思っていた。７回０アウトのチャンスで相手を潰しきれなかったとこが痛かった。」
開幕戦の先発を任された高橋礼投手
「自分のミスやホームランという失点の仕方が悪かった。状態はオープン戦と比べたら悪かったが、そんなに悪くなかった。先発になったことに関しては問題ない。これからは後ろでも前でもいけるようにしたい。」
チーム初打点を挙げた石田鴻太選手
「自分の成績は良かったがチームは負けてしまったので、素直に喜べない。気持ちを切らさず、次の試合に備えたい。」
（大河原佳也・文１）
