専大スポーツ編集部

<全日本学生カヌースプリント選手権大会＝８月22～27日、江東区・海の森水上競技場>

男子カヤックシングル（Ｋ-１）２００ｍ 優勝 齋藤慎太朗 36秒54

▲栄冠に輝いた齋藤

　男子カヤックシングル２００ｍに出場した齋藤慎太朗（経済４・寒可江）は予選を勝ち進むと、準決勝では出だしから他の選手を大きく引き離し、危なげなく決勝に駒を進めた。順調に予選を突破し、「気持ち的に余裕があった」という大会最終日の決勝。「圧倒的な自信がある」と話す得意のスタートで良好な滑り出しを見せると、50mを過ぎたあたりから頭一つ抜け出す。課題としていた中盤以降も、そのままスピードを維持して他の選手を寄せ付けず、見事に１位でフィニッシュ。昨年、惜しくも４位と表彰台に一歩届かなかった同大会で悲願の優勝をつかんだ。レースを終えて齋藤は「課題を克服し、最初から最後まで自信を持って漕ぐことができた。学生最高の舞台であるインカレに向けてピーキングを合わせてきたのでばっちりハマって良かった」と振り返り、「家族の支えがなければここまで来られなかった。部員の仲間も毎日練習してくれたし、本当に周りの人に支えてもらった優勝」と感謝を語った。

▲日体大の唐木田選手と健闘をたたえ合う

　競技生活最後の大会として挑む日本選手権(９月５日～10日)について「インカレで手応えがあったので、体を鍛え直し、日本を代表する選手たちに競り勝ちたい」とラストレースに力を込める。

▲表彰式の様子

文＝（竹田一爽・文２）　写真＝（相川直輝・文４)