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2015.08.21
レスリング

【レスリング部】原田、自身初タイトルはインカレ王者

 全日本学生選手権大会のフリースタイルが8月20、21日の両日、駒沢体育館で行われ原田駿(商4・島原高)が65㎏級で優勝。悲願の学生チャンピオンとなった。

 原田は4回戦までをすべてテクニカルフォールで勝ち進んだ。準決勝では今年度の東日本学生春季新人選手権で優勝した早大の選手と対戦した。これまで1ピリオド(3分)の半分以下の時間で決着をつけてきた原田であったが、試合は第2ピリオドへ進む。両者ポイントを重ね6-6の場面。ラストポイントが適用されれば原田の負けとなる。残りはわずかに50秒。ここで勝負に出たのは原田。しっかりとテイクダウンを決め、8-6。決勝へコマを進めた。決勝は全日本選手権で入賞の経験のある国士大の選手と対戦。チームのメンバーが総出で応援する中で「自らのペースで攻めていけ」とコーチ陣から声をかけられ試合に挑んだ。背後を取られ先制点を許す。しかし、すぐさま2点を奪い2-2で第2ピリオドへ。バックポイントを決められるも、最後は原田が相手の攻撃を封じ込め4-4。これがラストポイントとなり見事勝利をおさめた。Image title

 原田は「この大会にかけていた。今まで以上に強い気持ちで臨んだ。これまでは体力がないので前半勝負であったが、自分の課題をカバーできた」と振り返った。試合終了のホイッスルが鳴ったときは「優勝した実感が沸かなかった」ものの表彰後に「嬉しかった」と表情を緩めた。大学入学後4年目にして手にした初タイトルは「チームにもいい影響を与える」結果となった。

 また、同じく65㎏級に出場した伊藤和真(経営3・網野高)、86kg級の武田光司(経営2・埼玉栄高)が3位となった。

 伊藤はおよそ1年半ぶりの復帰戦となった。3回戦までを相手に得点を許すことなくテクニカルフォールで勝ち上がった。準々決勝ではフォールを決められそうになるもうまく逃げきる。しかし、準決勝でシーソーゲームの結果2-3で惜しくも敗れた。

 前日のグレコローマンスタイルで3位となった武田は、準々決勝で逆転劇を見せ準決勝へ。準決勝では、けいれんを起こし途中試合が中断するも自らの意志で試合続投。しかし決勝進出を逃す結果となった。

(岡野希春・経済3)