専大スポーツ編集部

10月20日に行われたプロ野球ドラフト会議で、菊地吏玖(経営４・札幌大谷)が千葉ロッテマリーンズから１位指名を受けた。上位指名が確実視されていた中、１巡目での指名を勝ち取った。

17時33分、菊地の名前が呼ばれた。「予想外だった」と一瞬驚いた表情を見せたものの、安堵の表情を浮かべ、齋藤監督と佐々木学長と握手を交わした。

専大からのプロ野球選手は、2020年に千葉ロッテマリーンズから育成４位指名を受けた佐藤奨真投手以来２年ぶり。支配下での指名は2017年に高橋礼投手が福岡ソフトバンクホークスに２位指名を受けて以来５年ぶりとなる。

菊地は札幌大谷から2019年に専大に入学。２年秋に初登板を飾ると、力強い直球とピンチでの粘りを武器に、圧倒的な投球で名を轟かせた。通算28試合で13勝５敗、防御率０．８５を記録(10月20日時点)。今季はここまで５試合に登板し、２つの完封を含む４勝をマークしている。７月には大学日本代表にも選出された。

文＝野見山拓樹(文３)