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第9回関東大学女子バスケットボール新人戦
6月2日(日) 11:00tippoff
@日本女子体育大学
専大 78-63 国際武道大学
1,2年生のみが出場できる新人戦、シード校の専大は3回戦で初戦を迎え国際武道大学と対戦した。試合は第2ピリオドに固いディフェンスと多彩なオフェンスで国際武道大を突き放すと、後半も流れを渡さずリードを守り切り78ー63で勝利。4回戦進出を決めた。
専大 78(23-22,27-10,17-13,14-17) 63 国際武道大
スタメン
#0 千葉暁絵(文2・安城学園高)
#21 篠崎来夢(文1・文大杉並高)
#25 須藤郁帆(文2・郡山商業高)
#37 中村安里(経営2・広尾高)
#93 本田朱里(経営1・郡山商業高)
第1クォーター、序盤は両者ともにオフェンス優位の展開となり、2分経過時点で9-8とハイペースで試合が進む。専大はインサイドを中心に攻め得点を重ねていくも、相手のオフェンスを止めることができず拮抗した状態が続く。しかし中盤、#37中村が相手のボールをインターセプトし#0千葉がシュートを決め、20-16と点差を広げることに成功する。このまま得点を重ねたい専大だったが、相手のカットインに対応できず20ー20と追いつかれてしまう。その後オフェンスリバウンドから#14永末雪乃(文1・文大杉並高)が3ポイントシュートを決めて再び突き放すも、相手にブザービーターを決められ23-22でこのクォーターを終える。
第2クォーター、専大は中外を織り交ぜたオフェンスで得点を重ねていく。#14永末、#0千葉の3ポイントシュートや#21篠崎のインサイドが決まり徐々に点差を広げていく。流れを引き寄せた専大はディフェンスでも相手を圧倒。相手のシュートミスを誘い得点を与えず、リバウンドは#25須藤を中心に人数をかけて守り流れを渡さない。このクォーター3分で35-27と点差を8点まで広げ、相手はたまらずタイムアウトを取り体勢の立て直しを図る。しかし、勢いに乗った専大は止まらない。タイムアウト明け、相手のシュートはリングに弾かれディフェンスリバウンドを#25須藤がキャッチすると、次のオフェンスでは#93本田がインサイドから得点し点差は二桁に。その後も#14永末や#38小幡桃花(人間科学1・浜松開誠館高)の3ポイントシュートなどで順調に得点を重ねていく。ディフェンスでも相手のカットインを許さず、47ー32で前半を終了。相手に10得点しか与えない鉄壁のディフェンスを見せ、良い形で後半につなげることができた。
後半に入っても専大は勢いそのままに得点を重ねる。第3クォーターは序盤に#14永末がインサイドを中心に連続得点。#25須藤は相手ディフェンスの裏を取りゴール下を沈め、#38小幡は3ポイントシュートを決めて相手をさらに突き放す。19点差で迎えた第4クォーターは相手に連続で得点を許してしまう場面もあったが、インサイドを中心に着実に得点を重ねて相手に流れを渡さない。少ないベンチメンバーを駆使しながら最後までリードを守り切り78ー63で勝利。4回戦進出を決めた。
▲#25須藤
▲#21篠崎
#0千葉
▲#93本田
▲#14永末
▲#38小幡
▲#37中村
児玉茂監督
-試合を振り返って
「ディフェンスがチームディフェンスになっていなくて、個人で1対1を守らなくてはいけない時間帯が長かった。第1クォーターは様子を見るためにマッチアップだけ決めていたが、第2クォーターからはしっかり方向性を決めていかないといけないと感じた。一人でシュートやドライブを守るのは難しいので、相手をベースライン側に追い込んで、そこをヘルプディフェンスでしっかり守ろうという話をしたが、まだその習慣がついてないので、そういう意味でまだチームディフェンスは雑なところがあった」
-新人戦に向けて強化してきたところ
「まずは1,2年生だけの5人で行うコンビネーションに慣れること。練習でやってる内容は上級生下級生も変わらないが、1,2年生で組むメンバーだから上級生対1,2年生で毎日5対5の練習を行い、慣れることを意識した。そのメンバーのなかで、どういう個性を出せるのか。相手のことを考えるよりも、まず自分たちのチームのなかで一番良い組み合わせを探してきた。もしかしたらまだ試合をやりながら変えていく可能性もあると思うし、とりあえず今まで組んできた組み合わせのなかでは今あるパターンが一番良いと思っている」
-次の試合(日本女子体育大学戦)に向けて
「リバウンドは負けないと思うので、オールコートで当たってきてる雰囲気や威圧感に冷静に対処できれば勝てる思う」
#25須藤
-試合を振り返って
「1対1をチームディフェンスで守り切れなかったので、次の試合までには改善しなきゃいけないと思う。リバウンドはみんなで取れていたので良かった」
-人数がいつもより少ないなかで意識したこと
「いつもは人数少なくなると疲れて声が出なくなってしまい、暗い雰囲気のまま相手に呑まれてしまうことが多いので、笑顔で『がんばろう』と声をかけることを意識した」
-次の試合に向けて
「今回できなかったチームディフェンスを改善していきたい。個人では自分の持ち味のリバウンドとドライブを生かしたプレーをしていきたいと思う」
(文=村山健人・商2、写真=岡本真凜・経営2)