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12月25日 第91回日本学生氷上競技選手権大会(冬季インカレ)ホッケー部門 ファーストディビジョン 1回戦 対東北学院大学 9-2
全国アイスホッケー部の頂点を決める冬季インカレが開幕し、専大は初戦で東北学院大に勝利した。第1ピリオド3分に#19笹川健太(法2・日光明峰高)のゴールで先制に成功すると、#11東山凌士(法4・日光明峰高)や再び#19笹川のゴールで早くも3点を奪う。「この3点で勢いに乗れた」(中澤勇祐主将)というコメントの通り、第2ピリオドでは#3牧野玲旺(法1・北海高)らのゴールなどもあって4点を追加し、さらに点差を広げた。今日の勝利で弾みをつけた専大は、明日2回戦を迎える。対戦相手は明治大に決まった。
▲この日3つのゴールで勝利に貢献した#19笹川
≪スコア≫
1P 3-0 (シュート数 12-9)
2P 4-1 (シュート数 19-10)
3P 2-1 (シュート数 14-7)
専大 9-2 東北学院大 (計45-26)
≪ゴール≫
第1ピリオド
3分34秒 #19笹川健太
11分49秒 #11東山凌士
14分55秒 #19笹川健太
第2ピリオド
4分16秒 #11東山凌士
7分25秒 #77高橋佳也(法3・北海高)
9分53秒 #3牧野玲旺
10分30秒 #1大谷泰雅(法1・水戸啓明高)
第3ピリオド
14分45秒 #19笹川健太
15分34秒 #48石崎達也(商2・北海高)
対戦相手の東北学院大はベンチ入りメンバーが13人と専大のおよそ半分だが、実力ある選手がそろっているチームである。トーナメントの初戦は何があるか分からないからこそ、展開次第では足元をすくわれる可能性もあった。それでも序盤から果敢にしかけて試合の主導権を奪い、試合終了まで離さなかった。
第1ピリオド3分、キーパーから見て左側から#19笹川がやや遠い位置からシュートを放つ。パックはキーパー横をすり抜けてゴールに飛び込んだ。
この1点に満足することなく、11分には#11東山がゴール近くから押し込むようにして2点目のシュートを決める。リーグ戦でも中心選手としてチームを引っ張ってきた2人が勢いをもたらした。東北学院大も追い上げにかかるも、ゴールキーパー#31須藤水晶(法3・北海道栄高)が相手のシュートを防ぎ、つかんだ勢いを手放さない。14分には#19笹川の2本目となるゴールもあって、序盤で大きくリードを奪った。
▲2点目のゴールを決めた#11東山
こうなると試合の流れは専大に傾く。第2ピリオド4分に#11東山のシュートが決まると、そこから相手のミスもあいまって一気に4得点を奪い、試合を決めた。
▲6点目のゴールを決めた#3牧野(写真左)はその喜びを全身で表現した
▲第3ピリオド14分、シュートを決めた#19笹川(写真右)はアシストの#11東山(写真左)とタッチを交わす
上々の試合運びで2回戦に進んだ専大。次の相手はである明大は、昨年のインカレ覇者であり、今年はグループAリーグで優勝もしている全国有数の強豪チームだ。今日以上に苦戦することは必至だが、1年間腕を磨き続けてきたのは専大も変わらない。今こそ王者を相手に、持てる全ての力をぶつけるときだ。
試合後コメント
高橋裕一監督
「1ピリオドで3点取れたこと、これが全てです。初戦なので緊張するかなと思いましたが、思っていたほど動きが硬くならず、ウチのリズムで試合ができました。最初は難しく考えず、シンプルにやろうと伝えていたのですが、それができてよかったです。次の相手はあの明治ですけど、びびることなく、最後まで体を張ってくれたらと思います」
主将・中澤勇祐(法4・駒大苫小牧高)
「(笹川・東山らがいる)1セットがうまく機能して点が取れたことで、いい感じに勢いに乗ることができました。試合の途中からだんだん全体の動きも良くなってきて、内容としても悪くなかったかなと思います。4年の#11東山がプレーでみんなを引っ張ってくれて、頼もしかったです。明大は強いチームなので、今日しっかり体のケアをして明日は万全の状態で臨みたいです」
(飛田翼・文4=写真も)