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Tプレミアリーグ2018/19シーズン
11月20日(火) @福井県営体育館
トップおとめピンポンズ名古屋vs木下アビエル神奈川 第3マッチ
安藤みなみ 2-3 浜本由惟
10月から開幕した卓球新リーグ『Tリーグ』。世界を舞台に活躍する選手が多数参戦する中、専大からは女子卓球部主将の安藤みなみ(商4・慶誠高)が『トップおとめピンポンズ名古屋』(以下、TOP名古屋)に在籍している。安藤はインカレやベラルーシオープンに参加していたため開幕戦には出場できなかったが、インカレ2連覇、ベラルーシオープンベスト4の看板を引っ提げて、リーグ7試合目で初の出場となった。
TOP名古屋はこの日、首位を走る木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)と対戦。TOP名古屋は第1マッチ、第2マッチを連続で落としてしまい、後がない状況に。負ければ終わりの大事な第3マッチ、ついに安藤のデビューとなった。対するKA神奈川は世界ランク55位の浜本由惟選手。2016年にはITTFワールドツアー・グランドファイナルでダブルス優勝を果たしている実力者だ。
安藤はこの日の午後にベラルーシから帰国し、試合開始の10分前に会場入りするという忙しさと疲労のなかでのプレーとなった。試合は最終ゲームまでもつれる接戦となったが、最後は浜本選手が力強いプレーで試合を制した。安藤はデビュー戦で勝ち星を挙げることは出来なかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | TOTAL | |
安藤 | 11 | 11 | 6 | 9 | 7 | 2 |
浜本 | 8 | 9 | 11 | 11 | 11 | 3 |
第1ゲーム、安藤は得意の前陣速攻のスタイルで流れをつかむ。バックの強打や3本のサービスエースを決めるなど好調を維持した安藤は、このゲームを11-8で先制する。
続く第2ゲーム。序盤はカウント3-4と拮抗した展開になるも、安藤得意のカウンターで4-4と同点に追いつき、サービスエースで5-4と逆転すると流れは安藤に。その後は1度も追いつかれることなく試合は進み、最後は強烈なフォアスマッシュが決まって11-9でこのゲームを奪い、勝利へ王手をかけた。
▲安藤は疲れを感じさせないプレーで観客を沸かせた
第3ゲームは両者譲らず6-6と互角。しかし、浜本選手のサーブをうまく返すことが出来ずミスを連発。このゲームを6-11で落としてしまう。
第4ゲームは安藤が最初の流れをつかむも、浜本選手もレシーブエースを決めるなど中盤以降盛り返し、9-9と追いつかれてしまう。安藤はここでタイムアウトを取り相手の流れを断とうとするも、流れは変わることなく浜本選手がゲームを取り、試合の行方は最終ゲームへと持ち越された。
そして運命の第5ゲーム。Tリーグでは最終ゲームは6-6からスタートする方式を採用している。浜本選手のサーブから始まったこのゲームは浜本選手が連続でポイントを奪い、安藤は相手のサーブを攻略することが出来ない。その後も浜本選手のペースで試合は進み、7-11でこのゲームを落としてしまった。安藤は2-3と逆転負けを喫してしまい、初勝利とはならなかった。
▲最後は浜本選手が押し切り、安藤の初勝利は次回へ持ち越しとなった
以下、試合後インタビュー
―試合を振り返って
「2ゲームを連続して取れたが内容は良くなかった。このままでは追いつかれてしまうと思ったがうまく修正出来なかった」
―最終ゲームの心境
「6-6からのゲームはやったことなくてとても難しく、1点しか取ることができなかった」
次回は12月8日(土)、本拠地名古屋で日本生命レッドエルフと対戦する。安藤の初勝利に期待したい。
(文=商1・村山健人、写真=Tリーグより提供)