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2018.10.23
野球

【野球部】猛打炸裂!専大13安打11得点で快勝

10月18日、東都大学野球2部秋季リーグ戦対東京農業大戦(第3回戦)がサーティーフォー相模原球場にて行われた。1勝1敗で迎えた第3戦も連日のような接戦が繰り広げられると予想された。しかしフタを開けてみれば専大がホームラン2本を含む13安打11得点と大爆発し東農大を圧倒した。これで専大の優勝の可能性を最終カードである国士舘大学戦に繋げた。




10月18日  対東京農業大  第3戦


<スコア>


専大 |700 001 210|11

東農大|010 010 010|3


<スタメン>

1(右)山田克志(商4・東海大甲府高)

2(遊)大庭樹也(経済2・明豊高)

3(一)池間誉人(商3・糸満高)

4(二)福永裕基(文4・天理高)

5(右)火ノ浦明正(経済3・れいめい高)

6(指)秦匠太朗(経営4・二松學舍大附高)

7(三)岡本良樹(経営3・専大松戸高)

8(左)平湯蒼藍(経済3・長崎海星高)

9(捕)深水裕貴(経営3・熊本工高)

P佐藤奨真(経営2・関東第一高)ー勝田翔紀(商4・大社高)ー佐藤優人(経営2・前橋育英高)


 なんとしても勝ち点を挙げたい専大は今季初登板となる佐藤奨に先発を託した。春季リーグではチームの先発の柱として大車輪の活躍を見せてくれただけにどんな投球をするのか期待がかかった。序盤こそ制球に苦しんでいたがピンチになるとギアを上げ打者を打ち取った。特に緩急の使い方は一級品だった。100㌔代のカーブでカウントを整え、追い込んだ場面では力のこもった130㌔越えのストレートで東農大打線から多くのアウトを奪った。佐藤奨は7回を投げて2失点で勝ち投手となった。

▲重要な一戦で好投した佐藤奨、角谷・勝田に続き貴重な左腕投手になると予想される

 

 佐藤奨を援護したい打線は初回にいきなり勝負をかける。山田克の四球、池間のヒットなどでチャンスを作り打席にはここ2試合で8打数5安打4打点2本塁打と大暴れしている福永。インコースのストレートを詰まりながらもレフト前へ運び1点を先制する。さらに福永の打席で二盗を成功させた池間が好走塁でホームに還り2点目をもぎ取る。この一打で打線が奮起する。続く火ノ浦がライトへのタイムリー、秦は右中間へのタイムリースリーベース、深水は一・二塁間をやぶるタイムリー、そして打者一巡した山田克がライトオーバーのタイムリーツーベースで計6安打7得点の攻撃で相手投手をノックアウトした。この攻撃で完全に流れを引き寄せた専大だが攻撃の手を緩めることは無かった。


▲この試合で先制タイムリーを打った福永、これで東農大戦6打点と大暴れ

 

▲今季初スタメンの秦はスリーベース2本に2打点と起用に応えて見せた


 

6回、8回には平湯と池間が今季1号となるホームランをそれぞれライトスタンドに打ち追加点を挙げる。守りでは8回からは勝田、9回には佐藤優がマウンドに上がりリードを守りきった専大はこのカードを勝ち越し勝ち点を獲得した。しかし、このカードで打線に勢いがついたのも忘れてはいけない。この試合をみても山田克はタイムリーを含め2安打2打点、平湯はホームランを含め2打点、池間は5打数3安打1打点と猛打賞を記録している。初回の攻撃のように繋いで得点するシーンもあれば一発も期待できる選手もいる専大。打撃陣はこの状況をいかに維持できるかがカギとなってくる。投手陣はエース・前田敬太(商3・中部商業高)が先発の軸として粘り、絶対的リリーフエース角谷幸輝(商3・専大松戸高) が抑えるのが今季の勝ちパターンだがいかにこのパターンまでリードを保てるか、他の投手陣に期待がかかる。


▲3安打1本塁打と猛打賞を記録した池間、ここから調子をさらに上げられるか


▲待望の1号を打った平湯、スラッガーの復活なるか?


 専大優勝の道がいよいよ見えてきた中でいよいよ来週国士舘大学との最終カードが行われる。2連勝すれば自力優勝、2勝1敗となれば拓殖大学とのプレーオフに持ち込まれる。2連勝して優勝を掴みたいところだが、選手一人一人が目の前の1戦に全力を尽くして欲しい。



▽コメント

福永裕基主将

「ウチも相手もお互い今季初めて投げる投手だった。なんとしても相手より先に先制点を獲りたかっただけに初回にタイムリーがでて良かった。打線もミーティングで話していた序盤で決めるというのを形にしてくれた。打線が繋がったので攻撃が長く流れを呼べた。先発の佐藤奨が落ち着いて投げてくれたおかげで相手に反撃のスキを与えなかったのも大きい。来週の国士戦では自分たちが今まで練習、試合でやってきたことを全部出せれば必ず勝てると信じている。一戦必勝の気持ちで戦っていく」


佐藤奨真投手

「大事な試合に先発で起用してもらったのですごく光栄だった。最初は緊張したが打線が1回にあれだけ援護してくれたので余裕をもって投げることができた。相手に流れを渡さないようにテンポよく投げるのが、課題だった。それだけに失点した2回の四球や他の場面での四球がとても無駄だった。四死球はもっと防げたはずなので、次回登板する時はもっと楽に投げたい」


秦匠太朗外野手

「事前のデータでスライダーを多く投げることが分かっていたので、狙い球を絞って打席に入った。その結果スライダーを投げてきたので迷うことなく振りぬくことが出来た。2本目はストレート主体だったのでストレートを待っていた。しかし打ったのは緩い球だった。当たったのはバットの先だったが体を最後まで残せたのであそこまで飛んでくれた。走塁では相手が三塁までこないと読んでいたので狙った。案の定2つとも中継を挟んでくれたので三塁に到達できた。体勢を崩されても打てたのは調子が上がってきている証拠なので、国士舘大学戦でもチームに貢献できる打撃をしたい」