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2018.10.22
野球

【野球部】専大破竹の5連勝‼優勝見えてきた

10月16日、東都大学野球2部秋季リーグ戦対東京農業大戦(第1回戦)がサーティーフォー相模原球場にて行われた。 試合は専大が2点のビハインドの背負う状況だったが、今シーズンの特徴でもある粘り強さが現れなんと8回に試合を振り戻しにする。今季初となる延長戦にもつれ込み勝負の行方はどちらに傾くのか分からなかった。それでも4連勝中と勢いに乗る専大が気持ちで東農大を上回り見事勝利を収めた。これで連勝を5に伸ばしリーグ優勝が見えてきた。





10月16日  対東京農業大  第1戦


<スコア>


専大 |100 000 110 01|4

東農大|300 000 000 00|3


<スタメン>

1(中)山田克志(商4・東海大甲府高)

2(遊)大庭樹也(経済2・明豊高)

3(一)池間誉人(商3・糸満高)

4(右)火ノ浦明正(経済3・れいめい高)

5(三)岡本良樹(経営3・専大松戸高)

6(指)平湯蒼藍(経済3・長崎海星高)

7(左)白倉僚(経済2・文星芸大附高)

8(二)福永裕基(文4・天理高)

9(捕)大橋将(経営4・天理高)

P前田敬太(商3・中部商業高)―角谷幸輝(商3・専大松戸高)

 

 先発は前田、初回に山田克の先頭打者ホームランで援護をもらっての投球だった。ライト前ヒットを皮切りに四球、死球で満塁のピンチを招くと続く打者にストレートを痛打されライト前にタイムリーヒットを許す。さらにライト火ノ浦の捕球エラーも重なり一挙に3点を失う。「初回の投球がもったいなかった」と前田自身も振り返る。しかし2回以降ストライク先行の投球が功を奏し、相手のスコアボードに0を並べた。

▲6回⅔を3失点に抑えた前田、2回以降打たれたヒットは僅かに3本だけだった

 専大は初回以降相手の左腕から得点を挙げられず7回を迎える。先頭打者の福永は速球を捉えると打球はそのままセンターのフェンスを越すホームランとなり点差を1点に縮める。この福永の本塁打がチームに好影響をもたらす。8回池間が際どい球を見極め四球で出塁すると火ノ浦の代打・大畑潤平(商2・大社高)がきっちりバントを成功させる。一死二塁というまたとないチャンスで打席に立つのは勝負師・岡本良。「劣勢が続きながらウチは要所を抑えていたので絶対に勝機があると思った。何とかランナーを還そうと打席に臨んだ。当てにいくような消極的な打撃ではなくフルスイングでボールを打つと決めていた」この言葉通り岡本良は内角の球を振り抜いた。打球は左中間を真っ二つにやぶる同点タイムリーツーベースとなり、専大は同点に追いつく。▲今季2本目となるソロホームランを打った福永。この一打が逆転勝利を呼び込む布石となった

▲2塁上でベンチに向かってガッツポーズを見せた岡本良

 試合は3対3のまま延長戦に突入すると6回二死からリリーフしている角谷が危なげない投球で流れを引き寄せる。均衡状態のまま10回が終了したが11回に山田克がこの日2本目となる左中間への3ベースヒットでチャンスメークする。さらに大庭が四球で出塁したチャンスを広げ打席には池間。やや高めに浮いた直球を見逃さず打った。やや詰まりながらもライトへの犠牲フライとなりこれが決勝点となった。

 苦しみながらも驚異的な粘りで試合をひっくり返した専大。明日の試合も厳しい戦いが予想されるが今季のような戦い方を続けていれば必ず勝利の女神はこちらに微笑むだろう。悲願の二部優勝まであと少し...負けられない戦いが続く。

福永裕基主将

「初回でいきなり逆転されて、重苦しい雰囲気になってしまった。特別打点にこだわっているわけではないし、チャンスで打てているとも思っていないが7回は早く1点が取りたいと思って打席に臨んだ。いつでもやることは変わらないので、どんな時も自分たちのやることをやろうという話はしている。今日の延長は、自分たちが追い付いてから迎えた延長だったので流れが自分たちにあると思っていたし雰囲気も悪くなかった。明日も苦しい展開になると思うので切り替えて2連勝。勝ち切りたい」

前田敬太投手

「初戦が大事というのは頭に入っていた。ただ初回は自分の投球のテンポ、フォームがバラバラで理想とかけ離れ過ぎていた。2回以降は思い描いていたようなテンポ、フォームで投げられていた。また課題である四死球を初回に出してしまったのがもったいなかった。なんとか7回までは投げ切りたかったので悔しさが残っている。次の登板では初回から自分の投球ができるように修正していきたい」