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2014.10.31
準硬式野球

【準硬式野球部】東都大学準硬式野球秋季リーグ 国士大3回戦 延長戦の末、全員野球で有終の美を飾り2年ぶりのAクラス入り!

10月29日に上柚木球場にて東都大学準硬式野球秋季リーグ最終戦国士大の3回戦が行われた。5点ビハインドをひっくり返し、延長戦の末、9-6で勝利し、有終の美を飾った。

今季5勝の先発・高橋陽一(経営4・静岡商高)はなかなか思うように低めに決まらず、立ち上がりから苦しむ。初回、国士大2番・川浦に高めに甘く入った初球を左中間に運ばれスリーベースといきなりピンチを迎える。続く、3番・鈴木にもレフトへのタイムリーツーベースを打たれ、わずか7球で先制点を奪われてしまう。

専大も譲らずにすぐさま反撃を始める。2回、この回の先頭打者5番・神山琢郎(経営1・県岐阜商高)がライト前ヒットで出塁。続く6番・萩野貴斗(法2・横浜高)が初球を一塁線に上手く転がし、1死2塁の好機を演出する。そして2死3塁となり、数少ない3年の8番・富田一貴(法3・松本第一高)に打席が回る。カウント2-2から放った打球はレフトへのタイムリーとなり、たちまち同点に追いつく。

 

▲2回に同点タイムリーを放った富田一貴(法3・松本第一高)


しかし、流れは相手に傾き始める。同点に追いついた直後の2回裏。先頭打者にヒットを許し、2つの失策で勝ち越しを許してしまう。3回裏には、先頭打者にフルカウントから四球を選ばれ出塁を許す。続く打者から2三振を奪い2死1塁とするも、続く6番・大高に初球をレフトスタンドに運ばれ1-4と3点差に広げられる。

3回、この回の先頭打者である1番・金子翔馬(法2・新潟明訓高)がセンター前ヒットで出塁する。3番・渡邉貴一(経営3・専大松戸高)もヒットで出塁し、1死1,3塁の得点圏がやってきた。ここで動いたのは専大だった。4番・風見健太(経営2・竜ヶ崎第一高)の打席間のことだった。フルカウントからの7球目を空振り三振し、2死となる。空振りの間に1塁走者・渡邉が2塁を狙った。捕手が二塁に送球するのを見て3塁走者・金子がホームを狙ったものの間一髪でアウト。三振ゲッツーとなり、好機をものにできないまま、この回を無得点で終えてしまった。

 

さらに悲劇がやってくる。今季では珍しく5回を迎えても先発・高橋の投球は安定せずに苦しむ展開となる。この回、わずか2安打で2失点を許し、1-6といよいよ5点差に広げられてしまう。

 

しかし、ここで終わらないのが今季の一味違った専大準硬式野球部。反撃の狼煙を見せたのは6回。4番・風見の内野安打、5番・神山のレフト前ヒット、代打・岸洋平(商2・県岐阜商高)の四球で無死満塁のチャンスとなる。打席には昨日の国士大2戦目に続き、スタメンで出場している7番・福井亮太(商1・県岐阜商高)。2-2から放った打球はセカンドゴロとなるも、2回以来の貴重な得点となり、これが突破口となった。続く、8番・富田がこの日2本目のタイムリーヒットを放ち、3-6と3点差に迫った。

 

7回、相手の投手が代わり、専大に流れが訪れた。先頭打者・金子がこの日3本目のヒットで出塁し、2番・椎谷祐貴(経営3・県岐阜商高)のヒットで無死2,3塁の場面を迎える。3番・渡邉のファーストゴロの間と4番・風見の犠飛でついに1点差となった。残す攻撃のチャンスはあと2回…。4年生のためにも最終戦を勝利で飾りたいというチーム全員の気持ちが1点差に迫ったのであろう。確実に流れは専大に来ていた。

8回、2死から9番・猪股瑛司(商2・専大松戸高)がレフトの失策で2塁まで進む。ここで回ってきたのはこの日3安打を放ち、好調の1番・金子。持ち前のバットコントロールから放った打球は逆打ちとなるレフト前への同点タイムリー。専大が息を吹き返した瞬間だった。

 ▲この日4本目のヒットで同点打を決めた金子翔馬(法2・新潟明訓高)

9回を終え、延長戦に突入する。10回、この回の先頭打者7番・福井がセンター前ヒットで先陣を切る。続く8番・富田が野選、9番・猪股が四球で1死満塁となる。勝ち越しのチャンスで打席に立つのは次期主将の2番・椎谷。初球から迷いなく振った打球はライトへの犠飛となり、一時は5点差付けられる展開からの逆転劇を見事演出した。続く3番・渡邉のファーストへのタイムリー内野安打、4番・風見のライトへのタイムリーで9-6とこの試合初めてリードを奪った。

 

▲10回表に勝ち越し犠飛を決めた椎谷祐貴(経営3・県岐阜商高)

10回裏、150球を超えた先発・高橋が大学野球ラストのマウンドに上がる。6回以降を1安打ピッチングで最終回も三者凡退で最終戦を締めた。先発・高橋の顔からは安堵した表情がうかがえた。

 

秋季リーグを終え、2年ぶりのAクラス入りを果たし、3位で終えた専大。今季で引退を迎える4年生は、Aクラス、全日、入替戦とまさに波乱万丈な4年間の準硬生活を経験した学年と言える。1~3年生も口をそろえて“偉大な先輩たち”と言うように、プレーや言葉で引っ張り続けた4年生が作り上げたものは今後の専大準硬式野球部に引き継がれるだろう。練習環境が整っていない中でも懸命に白球を追い、成長し続ける選手たちを追い続けたい、そしてさらに成長した専大準硬式野球部になることを期待したいと感じさせてくれたシーズンだった。

▲今季3位の成績を残した準硬式野球部員

(齊藤麻莉奈・経営2)

専大   010 002 210 3|9

国士大 112 020 000 0|6

 

岩越駿介主将(商4・県岐阜商高)のコメント

「4年間で見たら大変だった。前主将がすごかったので比べられるのは分かっていた。だからこそ近づけるようにしたかった。キャプテンとして3位という結果を残せてあげたのは良かった。(次期主将の椎谷選手に向けて)プレーで引っ張る存在になって自分を超える主将になってほしい。全国で十分に通用するチームなので、まだまだ成長してほしい」

 

高橋陽一投手のコメント

「良いことも悪いこともあって勉強になった4年間だった。グラウンドがない中で試合に勝つことは大変だが、考える力があれば結果は出る。(後輩たちに一言)能力だけなら非常に高いレベルでできるので期待したい」

 

板谷雄太選手(文4・横浜隼人高)のコメント

「悔いの残るシーズンとなった。大事なところでの怪我は申し訳なかった。良い結果ではあったが、個人としては悔しかった。最後はグラウンドで終わりたかった。(後輩たちに一言)外野手が心配…。守備の面でしっかりして春の戦い方を考えていってほしい」

 

椎谷祐貴選手のコメント

「4年生には感謝の気持ちを感じている。一緒にやらせてもらったからには全国に行って恩返しをしたい」