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2014.10.23
野球

【野球部】東都大学野球秋季リーグ 東農大第1戦 いよいよ二部優勝に王手!!10-0の圧巻の勝利!

10月18日に専大グラウンドにて東都大学野球秋季リーグ対東農大の1回戦が行われた。2位の東洋大と勝ち点を奪った方が優勝という条件下の中で迎えた1戦目。二部優勝王手をかけた何としても落とせない一戦だった。2回に先制後、4回に6得点と一挙に突き放し、最終回もダメ押しの2ランで10―0と圧倒的勝利を挙げた。これで優勝に王手をかけた。

 

2回、6番・森山恵佑(商2・星稜高)、8番・時本亮(経営3・大垣日大高)がつなぎ、斎藤監督も執念の一本だったと語るように2死1、3塁の場面で9番・三浦拓馬(商3・札幌第一高)が初球を叩き、ライト前ヒットで先制する。しかし、続く二者連続四球で満塁とするも好機を逃し、この回を2得点に終える。

 

確実に優勝に王手をかけたい専大に再び好機が訪れる。4回、2死からしぶとく得点を重ねることになる。2番・伊與田一起(経営2・明徳義塾高)がフルカウントから四球を選び出塁する。続く、3番・荒木翔平(経営4・横浜高)が初球をセンター前に運び、後続に繋げる。そして打席に立ったのは11日の日大戦2回戦で延長10回に決勝点となるホームランを放った4番・濱田竜之祐(商3・鹿児島実高)だった。場面は2死、カウント1-0と日大戦2回戦のあのホームランを放った打席と全く同じ状況。すべてのシナリオは揃った。2球目に投じられたボールは真っ直ぐに右中間のスタンドへ吸い込まれていった。これで2試合連続ホームランとなった。

▲2試合連続ホームランを放った濱田

5-0とリードを広げた専大だが、攻撃の手を緩まない。5番・渡辺和哉(経営3・文星芸大附属高)、6番・森山が連続四球で追加点のチャンスを広げる。7番・福田晃規(商3・県岐阜商高)がフルカウントから放った打球はライトのエラーを誘う2点タイムリーエラーとなり、7-0とさらにリードを広げる。そして9番・三浦がライト前ヒットでタイムリーを放ち、この回一挙6得点奪う。

ついには9回にとどめの一発を1番・重野雄一郎(経営3・専大松戸高)がレフトスタンドに決め、10-0と圧倒的勝利を収めた。

 

投げては先発・角田皆斗(商4・栃木工高)が今季6勝目をマークするピッチングを見せた。4回には8点の援護点があるものの3連打を浴び、無死満塁のピンチを迎えてしまう。しかし、3連続三振を奪い今季、専大を引っ張るエースらしい投球で見事無失点で切り抜ける場面も見られた。7回を投げ、11奪三振の好投でマウンドを降りた。

 

8回から登板したのは4試合ぶりの登板となる2番手・池田駿(商4・新潟明訓高)だった。開幕戦以降白星から遠ざかり悩める左腕に名誉挽回のチャンスが回ってきた。8回を三者三振、9回を1安打許すもきっちり後続を凡退で締め、完封リレーで試合終了。池田にとって入替戦に向けて良い手ごたえが感じられたのは大きかっただろう。

 

これでいよいよ優勝に王手となった。監督を含め、選手全員は口を揃えて二部での優勝を”通過点”と言う。あくまでも目標を1部復帰と掲げるナインたちが神宮球場への切符を手にする姿を期待したい。

 

▲6勝目を挙げた角田


専大  020 060 002 |10

東農大 000 000 000 |0

 

(齊藤麻莉奈・経営2)

 

斎藤正直監督

「濱田の3ランが大きかった。四番の仕事をしてくれた。濱田はアウトコースが上手いので、インコースを狙えという話をしていた。本当にインコ―スを打って、ホームランにしてしまうところはさすが。角田は緊張しながら投げていて、こっちまで緊張が移りました。池田が久しぶりに投げられて良かった。すべては明日です。優勝はあくまで通過点に過ぎない」

 

角田皆斗投手

「体が軽すぎて上半身と下半身のタイミングが合わず、4回までは思うように体が動かなかった。しかし、味方が点を取ってくれたので余裕を持って投げることができた。優勝は通過点。入替戦で勝てるように頑張りたい」