最新ニュース
9月15日 平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 ディビジョンI グループB ダイドードリンコアイスアリーナ
今年度のリーグ戦が開幕し青山学院大との一戦を迎えた専大は、接戦をものにして勝ち点3を獲得した。試合は第1ピリオド9分、#91生駒虹樹(法3・武相高)のシュートで幸先良く先制する。中盤以降は青学大の反攻にあうも、ゴールキーパー#31須藤水晶 (法3・北海道栄高)を中心とした強固な守りでこの1点を守りきった。この2日後に行われた立教大学との試合にも10対5で勝利し、グループAへの昇格を目指す専大にとって上々の滑り出しとなった。
▲相手の守備を振り切って先制ゴールを決めた#91生駒(写真中央)
≪スコア≫
1P 1-0 (シュート数 8-11)
2P 0-0 (シュート数 4-8)
3P 0-0 (シュート数 6-10)
専大 1-0 青学大 (計18-29)
≪ゴール≫
1P 9分34秒 #91生駒虹樹(法3・武相高)
2ヶ月以上に及ぶリーグ戦が幕を開けた。試合開始直後は一進一退の攻防が続いたが、第1ピリオド9分に味方からパックを受け取った#91生駒が、スティックを巧みに使い相手の守備をかわしていく。一気にゴール前まで迫った#91生駒はそのままシュートを放ち、先制のゴールとなった。結果的にこの先制ゴールが決勝点となり、虎の子1点を守りきった。
1点を争う緊迫したゲームを制す事ができたのは、なんといってもゴールキーパー・#31須藤の活躍があったからに違いない。60分を戦い抜いて、終わってみればシュート数で相手のほうが上回っていたにも関わらず失点はゼロ。高橋監督からも絶大な信頼を得ている守護神がこの試合でもその実力を発揮した。春の秩父宮杯でもキーパーとしてさらなる経験を積んだ#31須藤。このリーグ戦でも最後の砦として君臨し続ける。
▲ゴールを1つも許さなかった#31須藤。試合後は「チーム全体で守れたので、チーム全員での勝利です」と最後まで謙虚な姿勢だった
連勝を飾った専大は23日、大東文化大との一戦に挑む。昨年のリーグ戦では準優勝だった実力あるチームを相手にどのような試合を見せてくれるか注目だ。
試合後のコメント(9月15日 対青学戦)
高橋裕一監督
「緊張もあって、練習でやってきたことが思うようにできませんでしたが、守りでは反則後のキルプレーを全て守ってくれて、キーパーの須藤に助けられました。キルプレーの守りは練習でもしっかりやってきたことなので、体を張って守れたことは収穫だと思います。攻撃ではハンドリングに優れた生駒が良さを発揮して1点を取って、勝利に導いてくれましたね。今年はFW陣も例年より強く、キーパーも良いので、今年こそ優勝して入替戦に出たいですね。2年間入替戦に出られていないので、周りの期待に応えられるよう頑張りたいです」
中澤主将
「スコアは1-0でしたけど、勝ててよかったです。勝つことはできましたが、守備でマークをつけられなかった、攻撃で決め切れなかったところがあったので、次までに改善する点ですね。(須藤)水晶がしっかりゴールを守って、ディフェンス陣をサポートしてくれたので、0点で終えることができたと思います。今年こそリーグ戦を1位で終えて、入替戦で勝って、昇格できるようにやっていきたいです」
須藤
「ロースコアのゲームだったので、1点も許さないぞという気持ちで最後まで集中して守り抜くことができました。完封できてすごくうれしいです。チーム全員で守ることができたので、これはチーム全員での勝利だと思います。出場する試合は全力で勝ちに行きたいです」
(飛田翼・文4 写真=飛田・髙橋)