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９月１３日に東洋大鶴ヶ島グラウンドにて東都大学秋季リーグ対東洋大の１回戦が行われた。先週の立正大戦で１失点完投勝利をあげた池田駿(商４・新潟明訓高)がこの日も第１戦の先発を任されたが、初回に３失点すると、その後も効果的に追加点を奪われた。守備では３エラー、打線も２得点に終わり流れを作れないまま試合は９－２で敗戦となった。
池田は初回、立正大戦同様に先頭打者に長打を浴びる。続く２番にライト前に運ばれ、あっさりと先制を許す。ここで相手の流れを断ち切ることができれば、結果は変わっていただろう。しかし犠打とバッテリーミスで１死３塁とされ、４番笹川のタイムリーで２点目。内野ゴロで２死２塁とするも、６番原沢のレフト前でこの回３点を失う。この日の東洋大打線は右打者を６人並べ、池田のスライダーを見逃していたところから対策が練られていたことが分かった。
そこで２回、池田を諦め早くも継投に移る。２番手でマウンドに上がったのは高橋礼(商１・専大松戸高)。１年の高橋はこれがリーグ初登板である。１８０cm後半の長身だが、体を折り曲げ下手から投げるアンダースロー投手だ。その高橋は２回を無失点とすると３、４回も抑える上々のピッチング。
すると打線は３回、９番三浦拓馬(商３・札幌一高)が四球で出塁、１番重野雄一郎(経営３・専大松戸高)の犠打でチャンスを作ると３番荒木翔平(経営４・横浜高)のヒットにエラーが重なり１点を返し、点差を詰める。
しかし５回、２死３塁からタイムリーで１点を奪われると、盗塁と悪送球が絡みさらに１失点。高橋はこの回でマウンドを降りる。６回にも３点を失い、劣勢な状態が続く。
こちらも６回裏に１死満塁の形をつくるも、押し出しの１点のみでこれ以上の反撃ができず９－２の完敗だった。
被安打１３のうち、相手の９番と１番の２人だけで８安打を浴び攻撃の起点とされた。またこの試合３エラーのほか、記録に残らないミスも出た。守備の乱れからリズムを崩し、自滅という結果に終わってしまったこの試合。明日はいかにミスを少なくできるかがカギとなる。
東洋大｜３００ ０２３ １００｜９
専大 ｜００１ ００１ ０００｜２
(新井健太郎・文２)
