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2014.10.05
バレー

【バレー部】秋季リーグ最終日 東学大に勝利し有終の美を飾るも、優勝を逃す
10月5日に日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館にて関東大学バレーボール秋季リーグ戦最終日の試合が行われた。この日の第2試合目で専大は東学大にセットカウント3-1で勝利し優勝への望みを繋げるも、第3試合目に行われた試合で東海大が中大に勝利したため、最終順位が8勝3敗セット率1.875の2位で秋季リーグ戦を終えた。
 また、個人賞では山本湧(商4・東亜学園高)が敢闘選手賞を受賞した。

 

専大3(25-20、23-25、25-19、25-21)1東学大

 

<スターティングメンバー>

#1  山本湧

#6  藤中謙也(経営3・宇部商高)

#7  高橋拓也(経済3・東亜学園高)

#8  小林之紘(経済3・創造学園高)

#12 川波潤也(経営2・九州産大付九州産高)

#13 冨田直人(経済2・東亜学園高)

#15 平安山華竜(経済2・西原高)

#22 平原隆也(経済1・都城工高)

 

 今年の秋季リーグ戦は最終日まで優勝争いが白熱し、最終日の結果次第では専大にも優勝の可能性が残されていた。第10日終了時の順位で専大は2位であったが、最終日の試合で首位を走る東海大が敗れ、専大が勝利すれば優勝であった。

 

 試合は第1セット序盤から、ブロード攻撃や時間差攻撃を交えた相手を翻弄する専大らしい攻撃が続き、最大5点のリードを奪う。出鼻をくじかれた東学大も徐々に攻撃の歯車が合い始め、一時1点差まで詰め寄られるも、高橋、川波を中心に得点を重ね、第1セットを25-20で先取する。

 

 理想通りの試合運びをした第1セットであったが、勢いに勝る東学大を前に徐々に飲まれていく。第1セットを先取した流れのままに得点を重ねる専大だが、ミスから連続失点を重ね、そこから拮抗した試合展開となる。以前から監督が課題を挙げていたが、ミスが出始めると専大は立て直すことができない。小林のブロックなどで終盤に何とか追いつくものの、最後は連続で失点し23-25でこのセットを落とす。



▲秋季リーグでは中々調子が上がらず最後まで苦しみながらも、最後まで専大攻撃陣を牽引し続けた藤中選手(撮影=阿部(理))

 


 セットカウントをイーブンに戻されて臨んだ第3セット、専大ペースで試合が進む。高橋、川波に集まっていたボールを、セッター山本が藤中、冨田にも散らし始めたことで東学大に的を絞らせない。序盤こそシーソーゲームだったものの、相手のミスからリードを奪うとそこからリードを許すことなく25-19で第3セットを奪う。

 

 激しいラリーから始まった第4セットは、相手にリードを許す厳しい展開から始まる。それでも、今日要所で得点を決めてきた高橋のクイックがこのセットでも効果的に決まり、流れを引き寄せ逆転に成功。その後は危なげない試合運びを見せた専大が25-21で第4セットを取り、セットカウント3-1で東学大に勝利を収めた。

 

 秋季リーグ戦を2位という好成績で終えた専大バレー部。残す大会は天皇杯予選と全日本インカレのみとなった。東日本インカレで優勝を果たした選手、スタッフから見ると少々物足りない結果に見えてしまうかもしれないが、決して悲観すべきものではない。春季リーグ戦7位から躍進を果たしたように、今後も更なるレベルアップに期待したい。

 

(阿部 秀祐・文2)


▲敢闘選手賞を受賞した山本選手(撮影=斉藤葵)


以下、選手コメント 

山本主将

「今日の試合は負けが許されず、3-0で勝ちたかった。格下の相手に1セット取られたのは反省点。個人賞については、やっぱりセッター賞が欲しかった。今後は全日本インカレ、天皇杯予選と続くが、目標としては全日本インカレで優勝したい。」

 

藤中選手

「最終戦だったし、負けなければ順位は変わらないので思いっきり行こうと心掛けた。2セット目を落としたところがもったいなかった。
(個人的には)負けた3試合は自分が足を引っ張ってしまったと思っている。リーグ全体を通しても調子は悪かった。良いことではないが、負けて吹っ切れたというか、それで余裕ができてから少し調子は上がった気がした。
(チームとしては)東日本インカレのようにはいかなかった。チームの雰囲気も落ちた。サイドアウトできなくて連続失点した場面が多かったので反省しないといけない。
(今後は)天皇杯は本戦につながるように戦いたい。全日本インカレは負けたら終わりだし、最後なので優勝して日本一を決めたい。」

 

高橋選手

「順位を中大に任せるのみだったので、今日はあまり気持ちの入る試合ではなかった。ああ、勝ったなという感じ。今後は全日本インカレ、天皇杯と続くが、4年生と出る最後の試合にもなってくるので、ベストを尽くしていきたい。」

 

小林選手

「リーグ戦最後の試合だったので、自分たちらしくいい締めをしたいという気持ちで臨んだ。優勝の可能性もあったので、やれることをやった。身長をカバーするために素早く打つことを心掛けているが、今日も何度か相手のブロックに捕まってしまった。4年生1人で引っ張ってくれている湧(­=山本)さんを支えるためにも、これからに向けてアタックを改善していきたい。天皇杯予選では今季負けた日体大と対戦するかもしれないので、秋季リーグのリベンジを果たしたい。」

 

川波選手

「今日の試合は悪いところもなく楽しくできた。優勝も少し見えていたので中大には勝ってほしかったが、これまでの自分たちの勝率も悪かった。今季は調子も良くてアタックも決まることが多かったが、まだ波があった。ここぞというところで決めることが出来るスパイカーになりたい。全日本インカレでは最初から気を引き締めて勝ちに行きたい。天皇杯予選では最後に日体大と当たるので、次こそは出だしをしっかりして勝ちに行きたい。」

 

 

冨田選手

「第2セット取られたけど、最後だし、チームとしてまとまって戦えたと思う。3セット目に自分のサーブから連続して得点できた場面もあったけど、ミスもあったし、練習で修正する必要があると感じた。チームの中での自分の役割はサーブなので、試合一発目打つから重点を置きたい。
(リーグ戦全体では)終わってみると、あの1敗がもったいなかったという思いがある。1敗の重さを知ったリーグだった。
(今後は)天皇杯予選で日体大にリベンジしたい。今年の締めくくりは勝って終わりたい。東日本インカレの勢いのように1戦1戦大事に戦って優勝したい。」

 

平安山選手

「3-0のストレートで勝って終わりたかった。個人的には身体で反応したけど、綺麗に上げきれなかった。良かったところは特になかった。
(リーグ戦全体を振り返って)専大は波があるチームなので、負けていると雰囲気が悪かい時もあり、常によかったわけではなかった。でも、つなぐところや、勝負所でブロックなどが決まったりしたところはよかったと思う。
(今後は)どこのポジションでもやれと言われたらできるようにしたい。与えられたチャンスをものにしたい。」

 

小森選手

「自分は途中出場でチームを盛り上げる役割でした。これからレギュラーになれるようにしっかりと練習を頑張っていきたい。」

 

平原選手

「リーグ戦最後ということで優勝のプレッシャーは気にせず、気を楽に自分たちのバレーができた。今回は平安山選手と役割を分けて出場した。自分はレセプションに専念し、より集中力を高めた。それでもまだまだ自分自身では迷惑をかけてしまった気持ちがあるので、リベロとしてチームを盛り上げることを忘れずにこれからも頑張っていきたい。天皇杯予選は勝ち上がれば日体大と当たるのでリベンジをしたい。」