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2014.09.28
ハンドボール

【ハンドボール部】秋季リーグ最終戦 接戦を制し3部残留を果たす

 9月28日、東京理科大体育館にて、関東学生ハンドボール3部秋季リーグ最終戦が行われた。ここまで勝利なしと苦しいリーグが続いている専大は、同じく今リーグ勝ち星がない東学大と対戦。この試合に勝利した方が残留となる大事な一戦は、最後まで手に汗握る接戦となった。

 

 試合開始直後は苦しい展開となった。緊張からか流れを掴むことができず、いきなり4連続ポイントを奪われる。主将の新村友哉(法3・東海大菅生高)がシュートを決め初得点をあげ反撃に出るものの、4‐6のスコアから再び4連続得点を許し、4‐10と大きく離された。

 

 しかし、ここから専大の反撃が始まる。エース立山貴生(法4・九州学院高)にシュートが決まりだすと山内康督(法2・桐蔭学園高)も続き、11‐15と差を縮める。さらにここから高野賢太(人間科学3・新潟工南高)の3連続ポイントを含む5連続得点を奪い、ついに逆転に成功する。終盤、不運な形での失点もあり再び逆転を許すが、一時は6点あった点差を1点差まで縮め、後半に繋がる形での折り返しとなった。

 

 後半は点の取り合いとなった。専大は序盤、木村健人(ネット情報3・玉野光南高)を中心に点数を重ねるものの、東学大も粘りを見せ15分が過ぎた時のスコアは26‐26と、どちらも一歩も引かない大接戦となった。そうして一進一退の攻防が続く中この試合最大の試練が訪れる。相手選手のシュートを止めに入った中島俊輔(経済3・専大付高)が2回目の警告で2分間の退場。試合終盤に来て数的不利という絶体絶命のピンチとなった。このピンチを救ったのが高野のプレーだった。ゴール前でパスをもらった高野が、相手ゴールに向かって強引に突っ込んだところ相手ディフェンスがファール。これが相手選手の2枚目の警告となり数的不利を脱した。

 

 さらにキーパーの清水亘(商2・桐光学園高)のファインセーブや日高太貴(法2・専大松戸高)のディフェエンスからリズムが生まれ勢いは完全に専大へ。ここから、変わって入った栗竹正大(経営2・東高)のゴールを含む4連続ゴールが決まり一気に東学大を突き放した。その後もエース立山がこの日8点目のシュートを決めるなど最後まで攻撃の手を緩めず試合を専大ペースで進め、39‐36で今リーグ最終戦を見事勝利で飾った。

 

 今リーグから3部に昇格し、勝ちきれない試合が続き苦しんだ専大だったが、最後の最後で勝利を掴みとった。試合終了後、選手たちは満面の笑みで喜びを爆発させた。来期は主力が抜け、さらに厳しい戦いが待っているかもしれない。しかし、彼らの持ち前のチームワークでそんな高い壁も乗り越えてくれるだろう。

 

大学

前半

後半

専大

18

21

39

東学大

19

17

36

 

▼以下はコメント

 

・立山貴生

全敗で終りたくなかったので本当に嬉しい。今日勝てば残留ということでチームのモチベーションは高かった。次の代に頑張ってほしいので、そのためにもどうしても3部に残りたかった。1年間残ってよかった。

 

・高野賢太

頑張りました。みんなでやるのも最後だったので、気合も入っていた。立山さんには本当にお世話になっていたので、そのためにみんなも頑張っていた。勝ててよかった。

 

(湯澤時生・人間科学部3)