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9月27日に日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館にて、関東大学秋季バレーボールリーグ戦第8日の試合が行われ、専大は法大にフルセットの激闘の末敗れた。
専大2(25-18、23-25、21-25、25-20、14-16)3法大
スターティングメンバー
#1 山本湧(商4・東亜学園高)
#6 藤中謙也(経営3・宇部商高)
#7 高橋拓也(経済3・東亜学園高)
#8 小林之紘(経済3・創造学園高)
#12 川波潤也(経営2・九州産大付九州産高)
#13 冨田直人(経済2・東亜学園高)
#15 平安山華竜(経済2・西原高)
#22 平原隆也(経済1・都城工高)
始めに流れをつかんだのは専大だった。第1セット序盤から川波を中心に攻撃を展開し、点差を広げていく。対する法大はフェイントなどの小技を駆使し、終盤こそじわりじわりと追い上げを見せたものの、専大は終始危なげなく試合を進め、第1セットを25-18と好スタートを切る。
専大の課題であった「立ち上がりの悪さ」を克服したように見えたが、第2セットに入ると突如崩れ始める。セット序盤は交互に得点を重ねる拮抗した試合展開であったが、専大にミスが目立ち始める。隙を見逃さない法大が専大のミスに付け込み、したたかに連続得点を重ねて突き放し、完全にペースを握られてしまう。こうなると専大攻撃陣もまったく噛み合わず、立て直すことも容易ではなくなってしまった。後半になりようやく攻撃の歯車が噛み合い出すも、時すでに遅し。23-25でこのセットを落とす。
第3セットに入っても、専大は流れを引き戻す糸口を見つけられずに苦しむ。ミスの少ない法大とは対照的に、選手同士のお見合いやサーブミスが続き、コート内の雰囲気も下がる一方であった。終始リードされ続けた第3セットを21-25で落とし、窮地に追い込まれる。
第4セットも序盤にリードを許し、ムードもなかなか上がってこなかったが、川波のブロックが決まると少しずつ流れが傾き始める。これまで粘りを見せてきた法大も、流れに乗り始めた専大に少しずつ押され始め、セット終盤には逆転に成功。最後は5連続得点で突き放し、25-20でこのセットを取り、勝負の行方は最終セットに持ち越される。
しかし第5セットは勢いに勝る法大を前に後手に回ってしまい、自分たちのバレーを出すことが出来ない。最後はデュースに持ち込むものの、3連続得点を許し14-16で最終セットを落とし、セットカウント2-3と逆転負けを喫した。
▲この試合で多くの得点をたたき出した川波潤也(撮影=阿部理志)
以下、監督・選手コメント
吉岡達仁監督
ノーコメント
山本選手
ーー今日の試合、今後に向けて
「1セット取って油断してしまった。優勝をするのは厳しくなったけれど、上位を目指すということは変わらない。明日から切り替えてやりたい。」
川波選手
――試合を振り返って
「始めはいい流れで試合に入っていけたが、相手の勢いに飲まれてしまい力が出せなかった。」
――川波選手自身は多くの得点を決めていたが
「それでも、大事なところで決めることができなかったことが悔しい。」
――次戦(筑波大戦)に向けて
「今日の試合で負けてしまったことで優勝の可能性が低くなってしまったが、少しでも上に行けるように明日は気持ちを切り替えて、ストレートで勝てるように頑張りたい。」
(阿部 秀祐・文2)