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４月24日、大和スタジアムにて東都大学野球２部春季リーグ戦対青山学院大戦（第１戦）が行われた。先週の国士舘大戦で勝ち点を落としてしまった専大。入替戦に出るためにも今週の青学大戦では何が何でも勝ち点を手に入れたい試合となる。
この日は、佐藤奨真（経営２・関東一高）が先発し、相手打線を寄せ付けないピッチングを披露する。佐藤奨を援護した打線は５回に二死一・二塁のチャンスを作り、山田克志（商４・東海大甲府高）がライト前にタイムリーを放ち、先制する。佐藤奨は何度もピンチを背負うも９回まで投げ切り、試合連続の完封勝ちを達成。勝ち点獲得に王手をかけた。
▲整列する選手一同と盛り上がるスタンドの応援団
〈スコア〉
専 大｜０００ ０１０ ０００｜１
青学大｜０００ ０００ ０００｜０
〈スタメン〉
１（中）山田克志（商４・東海大甲府高）
２（右）金沢龍介（経済２・秋田高）
３（遊）大庭樹也（経済２・明豊高）
４（指）平湯蒼藍（経済３・長崎海星高）
５（三）岡本良樹（経営３・専大松戸高）
６（一）池間誉人（商３・糸満高）
７（二）福永裕基（文４・天理高）
８（捕）深水裕貴（経営３・熊本工高）
９（左）山本力也（経営４・熊本工高）
Ｐ 佐藤奨真（経営２・関東一高）
青学大戦の初戦のマウンドに立ったのは佐藤奨。開幕戦となった国士舘大戦では初戦の先発を任されたが、３回４失点という不甲斐ない投球内容だったが、２日後の第２戦では完封勝利を収めている。この日も第２戦と同様に相手打者を打ち取り続け、無失点に抑えていく。
▲２試合連続で完封勝利を達成した佐藤奨
一方の打線はランナーを出すものの得点には結び付かずにいたが、５回に打線がつながる。一死から７番福永が四球で出塁。次の深水が犠打でチャンスを作り、９番山本力が四球を選び、上位打線に回す。ここで打席に立つのは１番の山田克。前の打席ではヒットを放っており、「結構タイミングは合っていた」と追い込まれながらも、ライト前に運び待望の先制点を奪った。
▲先制のホームを踏んだ福永
▲山田コールに帽子を取って一礼する山田克。一番に抜擢され見事２安打１打点と結果を残した。
佐藤奨は何度もランナーを背負うが、要所をしのぎ好投を続ける。最終回もマウンドに上がり、ランナーを出したものの最後のバッターを併殺で打ち取り試合を締めた。
最初の国士舘大戦では不本意な結果に終わったものの、次の青学大戦では初戦を制し幸先の良いスタートを切った専大。次の試合にも勝利し、勝ち点を獲得するためにも選手たちの奮起を期待したい。
試合後のコメント
齋藤正直監督
「もう少し上手に采配できていれば、あと２、３点は取れたのかなと思う。今日は佐藤と守備陣が踏ん張ってくれた。佐藤は投手らしい投手ですね。交代するかと聞いたら首を横に振ったんだよね。今時めずらしい投手。これからが楽しみ。今日、青学の鈴木と河端をみれたのは良かった。次も勝っていきたい」
福永裕基主将
「国士舘大から勝ち点を奪えない状況で迎えた試合だったので、今日勝てたのは良かった。今日は佐藤が頑張ってくれたので勝利することができた。打撃陣はチャンスを作れていたので、あと１本が欲しかった。このカードは２部優勝のための一つの山場なので、なんとか勝ち点をとっていきたい。」
山田克
「前のバッターがつないでくれたので、自分も次につなごうと思って打ちました。タイムリーは追い込まれていたが何とかくらいつこうと思い打ちました。いい感じでできているにでこの次も勝とうと思います。」
佐藤奨
「国士舘大戦は自分のせいで負けたので、今日の試合では結果が出せてよかった。調子は良いほうではないが、自分のペースですごく試合を掴めている。次の試合も勢いに乗って勝てればいいと思う。」
（髙橋玲央・法３、写真も）
