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11月26日 平成29年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 対神奈川大学 スコア 5-0
リーグ最終戦で今季3度目の完封勝ちをおさめ、リーグ3位を確定させた。両チーム0-0で迎えた第2ピリオド10分、#88高橋侑希(法3・北海高)が先制ゴールを放つ。14分には#58梶野恭平(法2・武相高)、19分には#88高橋侑の今日2本目となるゴールで一気に3点のリードを奪った。守備ではスタメンに抜擢された#31須藤水晶(法2・北海道栄高)が好セーブを連発し、ゴールを守りきった。
〇専大 5-0 神大 トータルシュート数 29-32
1P 0-0 シュート数 7-8
2P 3-0 シュート数 7-14
ゴール
30分25秒 #88高橋侑希(法3・北海高)
34分2秒 #58梶野恭平(法2・武相高)
39分12秒 #88高橋侑
3P 2-0 シュート数 15-10
ゴール
43分58秒 #21上村良一(法3・北海道栄高)
59分10秒 #20鈴木壱斗(法4・北海道栄高)
リーグ戦前半で神大と対戦したときは試合終盤で逆転負けを喫していた専大。前年度の試合でも序盤はリードしながら敗れる試合があるなど、やや苦手としていた。
試合が動いたのは第2ピリオド10分。#17石橋広大(法2・苫小牧工高)がパックを持ってゴール際まで攻め込むと、#88高橋侑が最後の一押しを決め、先制ゴールを完成させた。14分には#58梶野が右方向からミドルシュートを放ち、そのままパックがゴールネットに突き刺さった。第2ピリオド終盤19分には#88高橋侑の今日2本目となるゴールで3-0とし、試合の主導権を一気に握った。
▲先制ゴールを決め、タッチを交わす高橋侑(中央)
3点差をつけ、勝利がぐっと近づいたように見えたが、専大は昨年の試合で第3ピリオドに神大に逆転負けを許したという苦い過去がある、高橋裕一監督も「より気を引き締めて戦うよう呼びかけた」と、攻撃の手を緩めることはなかった。3分には#21上村が早々にゴールを決めると、試合終了間際にも1点を追加。GKの#31須藤は久しぶりのスタメンだったが、その起用にしっかり応え自陣のゴールを最後まで守り切り、今シーズン3度目の完封勝ちに貢献した。
▲#11東山凌士(法3・日光明峰高)も2つのアシストを記録した
最終戦に勝利し、3位の座を確定させた専大。しかし、2位以上という目標としていた順位には届かず、入替戦出場も2年連続で逃した。リーグ戦を振り返ると、敗れた試合はGWSでの決着となった大東大戦を除き、すべてが1点差。僅差に泣く結果となったものの、上位チームとの実力の差はそこまで大きくなかったようにみえる。
12月25日からは冬季インカレが開催される。4年生にとっては最後の大会だ。初戦の相手はリーグ戦でも対戦した立教大。昨年は初戦を快勝で突破するも、次戦で敗退しているだけあって、それ以上の成績を狙いたいところだ。
▲試合後、あいさつをする(右から)福島、吉岡、鈴木。彼ら4年生の活躍に注目だ
試合後のコメント
高橋裕一監督
「勝っても順位が上がらないという状況でしたが、最後までしっかり戦って0点で抑えて勝つことができました。選手たちが個々の役割を果たしてくれたと思います。キーパーの須藤は集中していましたね。完封させるんだという思いを感じました。リーグ戦でやっているホッケーは悪くなかったと思いますが、1点差の試合を勝ちきれなかったのがすべてですね。インカレでは上のチームの相手でも逆転するんだという気持ちを持って戦いたいと思います」
#23福島健一キャプテン(経済4・北海高)
「ペナルティーが多くて不利な状況が多かったのですが、最後まで守り切れました。2ゴールの高橋侑と2アシストの東山がいい働きをしてくれましたね。数的不利が続いた中でいいパスを決めてくれて、チームにいい流れを呼び込んでくれました。反則があっても相手に流れを渡しませんでした。リーグ戦では上位2チームとの試合含めて1点差で落としたゲームが多く、得点力不足が響きました。それでも大東大と神大との試合で4点以上取れたのはプラスにできると思います。リーグ戦は2連勝でいい雰囲気を持って入れましたが、次戦で負けてしまったところから引きずってしまい、うまくいきませんでした。インカレでは格上のチームも多いですが、自分らがどこまでできるのか、チャレンジ精神でのぞみたいです」
(飛田翼・文3、写真も)