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2017.11.04
アイスホッケー

【アイスホッケー部】グループAへの道絶たれる… 東海大にリベンジならず

11月4日 平成29年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 対東海大学 スコア 1-2

 序盤に奪ったリードを守りきることができず、手痛い敗戦を喫した。試合は第1ピリオド9分、#21上村良一(法3・北海道栄高)のシュートで1点を先制する。しかし、その後は追加点をあげられず徐々に相手へ流れを渡すと同点で迎えた第3ピリオド1分、痛恨の勝ち越しゴールを献上した。接戦を落とした専大はリーグ戦2位以上の可能性が消滅。目標としていたグループAへの昇格も叶わぬものとなってしまった。


●専大 1-2 東海大 トータルシュート数 28-33

1P  シュート数 9-9

ゴール 9分31秒 #21上村良一


2P シュート数 6-12


3P シュート数 13-12


 試合が終わって相手へのあいさつをすませた後でも、選手らは敗戦のショックを隠せない様子だった。2位以上、グループAへの入替戦出場へ望みをつなげるために負けられない試合だっただけに、重たすぎる1敗だった。

 第1ピリオド開始後1分、#6荒川寛人(法3・北海道栄高)がロングシュートを放ち、序盤から果敢に攻める。7分には相手の反則でチャンスを得ると、さらにシュートを打ち込んでいくが得点には至らなかった。すると9分、フェイスオフでプレーが再開された直後に#21上村がキーパーの隙間を逃さず、先制のゴールを決める。シュートを放った#21上村は力強くガッツポーズした。

▲先制ゴールの上村

 先制した後も相手の攻撃に冷静に対処し、いい流れを保ったまま第1ピリオドを終えたかに見えた専大。しかし第2ピリオドは打って変わって苦しい展開となった。

 2分、守備の乱れからピンチを迎えるも、ここはGK#70髙瀬惇司(法4・北海高)が決死の守りで得点を許さず。しかし3分には守備の選手とGKが被ってしまったか、同点ゴールを決められてしまった。

 これで相手に流れを渡してしまったか、専大はその後守りの時間が増え、苦しい展開を強いられる。第3ピリオド開始直後1分には勝ち越しのゴールを許した。

 この試合初めてリードされた展開となった専大。だがここから反撃を見せた。中盤こそ押される展開となったが、それを跳ね返すかのように積極的な攻めを見せる。相手守備をかいくぐり果敢にゴールを狙った。すると9分、大きなチャンスが巡ってくる。#4浜田晋太郎(法4・香川中央高)が相手のパスミスをきっかけにパックを受け取ると、GKと1対1で対峙する状況になった。決めれば同点となるこの場面だったが、#4浜田のシュートはGKに止められてしまった。

▲好機を逃し、#4浜田は思わず天を仰いだ

 お互いがパックを激しく奪い合い、両者の動きも激しくなってきた試合終盤、残り2分を切ったところで東海大が反則を犯し、この試合最大のチャンスを得る。専大はここでGKの代わりに選手を1人投入して6人攻撃を敢行。その中で残り20秒ないという状況で東海大が再び反則を犯す。時間はわずかながら6人対4人というこれ以上ないチャンスを得た。

 専大のタイムアウトを経てプレー再開。キャプテンの#23福島健一(経済4・北海高)を中心にゴール前での攻撃を展開し、パックをゴールに押し込もうとする。しかし相手の守りも堅く、ゴールを破ることはできず、そのまま試合終了となった。

▲最後の力を振り絞って攻めるも、ゴールには届かず

 

試合後のコメント

高橋裕一監督

「今年は1点差の試合が多く、その差に泣くことも多いので最後のチャンスをモノにできず悔しい。フィニッシュに関する新たな課題が出た試合でした。相手の方が攻撃のチャンスが多く、GKの高瀬はよく2点で止めてくれました。失点はちょっとしたミスにつけこまれた結果なので、そこは悔やまれますね。僅差の、本当に際どい戦いだったと思います」

福島健一キャプテン

「先制できてよかったんですけど、取られた1点目はミスからの失点で、ああいうところから流れを手放してしまいました。リードを許してから20分弱あったのに、決め切れなかったのは悔しいですね。3ピリオドは押せ押せの雰囲気でしたけど、そこでも点が取れなかったのはこのリーグ戦同じことの繰り返しになってしまっていると思います。順位も3位以下が決まってしまいましたが、負けても応援してくれている人がいるので、全力で勝ちにいきます!!」

(飛田翼・文3=写真も)