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2017.10.27
野球

【野球部】引退コメント 〜同期と切磋琢磨しながら支え合った4年間〜

最短での1部復帰を目指して、この秋を戦ってきた野球部。しかし、結果は2部リーグ2位、2部優勝まであと少し及ばず今季を終えた。今年も下級生を中心として、試合をすることが多く、数少ない4年生がチームを引っ張ってきた。様々な思いと葛藤してこの1年を戦い抜いてきた4年生。その4年生に、これまでの4年間についてなど、それぞれの思いを語ってもらった。

▲ドラフト会見直後の4年生集合写真


〇主将/内野手・和田裕生(経済4・福岡大大濠高)

「入部当時はこのレベルで野球ができるのか、ついていけるのか不安があった。練習し続けたことが突破口となり、2年秋に試合に出れるようになった。食らいつき続けた4年間だったし、それが良い4年間になった。試合に出始めの頃はただがむしゃらにやっていてそれで良かったが、研究もされるようになって頭を使って野球をするようになった。それからは齋藤監督や長谷高コーチのつぶやき、ぼやきなども聞き逃さず、頭で整理して迷いなく打つことができるようになったと思う。齋藤監督は明るく、どんなときも同じメンタル。技術についても教えていただき感謝している。同期では、自分より前を行くAチームメンバーもいた中で良いライバルになってくれた。それがなかったら今の自分はいない。とても刺激になった。後輩は、福永(裕基、文3・天理高)、克志(山田、商3・東海大甲府高)をはじめ、良樹(岡本、経営2・専大松戸高)、大庭(樹也、経済1・明豊高)などにも期待している。自分の知識や考え方を教えてきたので、それも生かして、来年は優勝を狙って活躍していってほしい。今後は社会人で野球を続ける。1年目から中心選手になれるように頑張りたい。都市対抗などにも出場して、後輩の刺激になれればと思う。熊本から活躍の知らせを届けたい」


〇副主将/投手・髙橋礼(商4・専大松戸高)

「4年間で1番の思い出はドラフトで指名された今です。4年生は2年の時くらいから出場機会を失ってしまっていって、自分か和田くらいが試合に出るという状況だったんですけど、その中でも、腐らずに応援をずっとしてくれましたし、今日のドラフトの時も明るく自分に接してくれて、4年生には本当に感謝しています。自分が入った時から、アンダースローで色々悩んでることはあったんですけど、ずっと監督は調子が悪い時でも声をかけ続けてくれましたし、ブルペンでも自分が投げていたら、すぐに色々なアドバイスを送ってくれて、引き出しが色々できて、本当に感謝してます。最後の夏も毎日ブルペンにつきっきりで練習を見てくれました。3年の時と4年の春、絶不調だったのを監督と藤田コーチが変えてくれた。やっているのは自分なんですけど、監督と藤田コーチが手とり足とり教えてくれたからこそ、ここまで(ドラフト2位指名まで)自分は来れたと思っています。自分は2年で一気に大学野球の中でもトップクラスに入れたのですが、3年と4年で一番下の方までいってしまった。でも、そこでしっかり夏に努力をした結果、ドラフト指名されるまでになれたと思うので、努力をしていけば、必ずその努力が結果に結びつくものだということを(後輩たちに)しっかり伝えたい」


〇副主将/学生コーチ・大野淳平(経済4・星稜高)

「めちゃくちゃ早い4年間。1年の時は何もわからずやっていたが、同級生に支えられて楽しい4年間になったと思う。自分たちの代は人数が少なかったけど、その分、まとまれたと思うので、逆に良かったのかなと。自分は副キャプテンや学生コーチを任せてもらえて、周りに気を配ったり、練習などを円滑に進めるような対応力がついた。印象に残ってることは2年の時に1部で優勝したこと。自分の兄(大野亨輔、平28卒)が中心投手として、優勝したのもあって、本当に嬉しかった。4年生とは他愛のない日々が思い出ですね。みんなできつい練習したのも思い出ですし、練習終わりに話したりなどの普段のことが思い出です。後輩の中で、大橋(将、経営3・天理高)、福永、山本力也(経営3・熊本工高)たちは毎日夜遅くまで自主練をしている。そういう頑張っている選手には本当に活躍してほしいと思う。監督やコーチには感謝しています。この立場になったのも監督やコーチの評価があったからこそですし。後輩たちには、今は2部だが、良い選手が多いので、1部に上がって活躍できるように来年に向けて頑張ってほしい。自分は大学野球での経験を生かして、社会に出て役立てるように頑張りたい」


〇投手・堀田竜也(経営4・常葉学園菊川高)

「1番思い出深いのはやっぱり1部優勝。1年のときは全然試合に出られなくて、それで2年の春いきなり投げてみろと言われた。あのときは緊張した思い出しかないですね。でも、その時の経験は今に大きく繋がっていると思う。試合に出ている後輩も多いので、投手陣がしっかり抑えられるようになれば勝てる力はついてきているはず。1部優勝するために、まず2部で次につながる試合をすれば優勝は遠くないと思う。後輩たちにも1部優勝を味わってほしい」


〇投手・柳澤和希(経済4・上田西高)

「最初入学した時は自分の結果を求めていたが、上級生になるにつれてチームのために何ができるかということを考えるようになった。リーグ戦に出たのは去年の春だけだったが、バッティングピッチャーなどでチームに貢献できたかなと思う。齋藤監督には、野球のことというよりは、常に社会に出た時のことを考えて指導してくれる人で、人間として大切なことを教わった。4年生は、どんな時でも明るくて、暗いイメージはない。練習でもスタンドでも明るくて楽しかった。期待している後輩は、全員って言いたいところなんですけど、2年生ピッチャーの金城(乃亜、商2・糸満高)。自分のポジションがピッチャーっていうこともあるんですけど、金城が入学して来た時に、顔が似てるってなって、親近感が湧いたのもあります(笑)。頑張ってほしいです。これからは、仕事で辛い場面が来ても、大学野球を4年間続けて来たっていう自信を持って、これ以上辛いことはないと思ってくじけず辛いことを乗り越えていきたい」


〇捕手・伊勢裕行(経営4・桐蔭学園高)

「4年間は、ありきたりになってしまうけど、長いようで短かった。入ったときも2部、出るときも2部で、その間には1部も経験できた。1部で終わらせてあげられなかったのは申し訳ない。新チームで優勝を狙ってほしい。中学、高校でも主力としてやってきて、大学1年でも試合に出ることができたが、メンバーに入れなくなって試合にも出れなくなって、裏方の気持ちがわかった。裏方があるからこそ、試合に出て目立つことができたんだと実感した。多分、人間的に大きくなれました。みんな言うと思うんですけど、齋藤監督はとにかく明るい。第二の親父みたいな感じで、どんなときも見捨てず、良くしてもらいました。器が大きくて愛がありました。同期は、他の学年と比べて一番少ないし、好き嫌いもあったけど団結力があって、ドラフトでも髙橋が選ばれて、それを応援できるチームになったと思う。髙橋は、ピッチャーらしく我が強い性格のところもある。難しい面もあると思うが、結果を出せる選手だと思っている。プロでも頑張ってほしい。期待する後輩は、福永、秦(匠太朗、経営3・二松學舎大附高)はもちろん、平湯(蒼藍、経済2・長崎海星高)も期待している。まだ4番になりきれていないところがあるので、4番として打ってくれればチームも勝てると思う。バッターを中心に試合を作っていってほしい。これからは軟式ではあるが社会人で野球を続ける。野球だけでなく、一社会人として他の世界も見て、人間として大きくなっていきたい」


〇捕手・金井大和(商4・銚子商高)

「ケガもあって、少し悔いの残る大学野球だったが、自分が大学で1番真剣に向き合ってきた髙橋がこうして上位でプロに指名されたことは自分のことのように嬉しい。4年間は色々あって、練習もつらいことばかりでした。時本(亮、平28卒)さんの後釜だと周りから期待されていたのに、結果も残せなかった。でも、髙橋がプロに行ってくれたので、4年間つらかったけど良かったなって思う。髙橋の調子が悪い時期に自分も状態が悪くて被ってしまって、あのときは、彼を助けられなくて申し訳なく思っている。2年の秋、自分が初めて公式戦に出たときバッテリーを組んだのが髙橋だった。彼と一緒に戦ってリーグ戦を知ることもできた。髙橋は『自分を持っている』ピッチャーです。プロでは厳しい戦いになると思うが、芯を曲げずに良さを十分に発揮して、1年目からがんばってほしいですね」


〇内野手・小野田滉平(経営4・東京学館浦安高)

「4年間、2部降格や1部優勝など、色々な経験ができて良かったと思う。1番の思い出はやっぱり1部優勝。自分はベンチでしたが、あの雰囲気をグラウンドで感じることができたのは思い出深い。同期は数少なく、後輩たちがうまく気を使ってくれて良いチームになれた。少ない4年生で話し合って、後輩たちにそのことを伝えて良いチームになっていけたと思う。期待する後輩は、小北(大成、商3・天理高)と池間(誉人、商2・糸満高)。小北はチームでの役割が自分と同じ立場。でも、4年になる来年は、チャンスが必ずあると思うので、頑張ってほしい。池間は3番を打つチームの中心選手。池間が打てばチームは活気付くと思うので期待を込めたい。齋藤監督には1年の時からベンチに入れてもらったり、これまでの野球人生でやったことのないポジションもやらせてもらったりして、成長させてもらうことができた。本当に感謝しています。これから自分は軟式ですが野球を続けるので1年目から試合に出られるようにして、仕事と両立して頑張っていきたい」


〇外野手・石田鴻太(商4・日大三高)

「内容の濃い4年間でした。自分はこれで野球は終わりになりますが、頼もしい後輩たちもいますし、悔いはありません。3年や4年の時、1部でビリ、1勝が遠くて、1勝の重みを感じましたね。春、2部に落ちたが、ここまでなんとかみんなで頑張ってくることができた。下級生が試合に出ることが多く、下級生に重荷を背負わせてしまい、4年生として不甲斐なかった。それでも、後輩たちが来季頑張って1部に上げてくれるはず。最後、4年生の野手が3人だけで難しいところもあったが、話し合ったりして、みんなで支え合ってやってくることができたので良かった。期待する後輩は山田克志。実力はあるんですが、今季は実力を出すことができなかっただけで、来年、4年になるので、吹っ切れて必ずやってくれると思う。頑張ってほしい。今年で野球は終わりますが、この大学での経験を社会人となって生かしていきたい」


〇主務・宇佐美太久(経済4・秋田中央高)

「この4年間、東都の全部を経験した。2部優勝、1部昇格、1部優勝、2部降格。波乱万丈の4年間だった。高校の途中から控えに回っていたので専修大学には一般生として入学した。齋藤監督が就任されたときに出身が秋田ということで、縁もあり自分はマネージャーとして入部することになった。人見知りのところもあったが、4年間でより社交的になったと思う。齋藤監督は良い意味で監督らしくないと思う。自分とも友達のような感じで話してくれる。同期は良くも悪くも色々なことを経験してきた仲ですね。期待する後輩は、佐藤奨真(経営1・関東第一高)かな。今日(拓大戦第2戦)も5回ちょっと投げてノーヒットノーランだったこともあって。これからは秋田で頑張ります(笑)」