News

最新ニュース


2017.10.05
野球

【野球部】髙橋礼が完投勝利 打線もつながり東農大から勝ち点奪う

 10月5日、神宮球場にて東都大学野球2部秋季リーグ戦対東京農業大(第2戦)が行われた。今季初カードの東農大戦は9月7日に初戦を終えたが、2戦目以降は天候の影響で未消化試合となっていた。先勝していた専大は、この試合でも気を抜くことなく前半でヒットを重ね5点差とした。7回に1点を失うも先発投手の髙橋が完投し勝利、勝ち点を獲得した。

〈スコア〉

東農大|000 000 100|1

専 大|013 100 00 ×|5

〈スタメン〉

1(二)福永裕基(文3・天理高)

2(遊)大庭樹也(経済1・明豊高)

3(一)池間誉人(商2・糸満高)

4(左)平湯蒼藍(経済2・長崎海星高)

5(指)秦匠太朗(経営3・二松學舍大附高)

6(右)金沢龍介(経済1・秋田高)

7(中)山本力也(経営3・熊本工高)

8(三)岡本良樹(経営2・専大松戸高)

9(捕)深水裕貴(経営2・熊本工高)

P   髙橋礼(商4・専大松戸高)

▲9回を投げ抜いた髙橋

 先発投手・髙橋の出だしは、3回まで三者凡退に抑え好調のすべり出し。4回、ショートエラーと四死球で2死満塁の場面も「自分の投げる球に集中した」と、打者のバットをへし折り打ち取るなど力で勝るピッチングを見せた。ピンチはあったものの5回までヒットを許さず試合を作る4年生を助けたのは、後輩の打撃。2回に先制打を放ったのは1番福永、2死1、2塁で速い打球がレフトへ抜けランナーが還り先制した。3回には、4番平湯がチャンスを作ると、国士大戦でランニングホームランを決めた7番山本力が、1死満塁の場面でセンターを越える走者一掃のタイムリーを放ち点差を4点に広げた。4回には5番秦がレフトへ抜ける2ベースヒットで1点を追加した。

▲先制点をあげた福永(左)

▲山本力の打撃が好調

▲チームを後押しする秦のバッティング

▲平湯は5打数3安打で打線をつなげた

 しかし試合後半、専大はヒット1本に抑えられた。7回には、内野安打でホームを踏まれ1点を返されるが後を断ち切った。髙橋は、被安打5、三振8の今季初完投で3勝目を飾った。チームも今季5勝目をあげ勝ち点2で、現在2部3位。2部優勝、1部昇格へ負けられない戦いが続く。


▽コメント

齋藤正直監督

「今日は髙橋が最後まで頑張りました。でも打線は、チャンスを生かしきれなかった。今日だったら、10点くらい取る試合をしないとね」

髙橋礼

「自分の良い球を投げられるかが勝負だった。ランナーをためずに抑えるというよりは、ランナーを出したときにそのランナーと勝負するのではなく、自分のパワーのある球を投げられるように集中した」

山本力也

「追加点の場面、外野まで飛ばせればと思っていて、うまく飛んだ。中盤打線が沈黙してしまった。次の試合は1試合通してみんなが集中して打線がつながるようにしていきたい。自分は勝ちにつながる打撃をしたい」

平湯蒼藍

「結果は5-1で勝てたが、内容は良くなかった。自分は打点をあげていないので、まだまだ。全打席打てないと怒られるくらいの気持ちで打席に立ちたい。次の青学大は、2部でも力のあるチームなので、それまでの4日間で打撃練習に力を入れたい」

 (冨樫幸恵・文3、写真も)