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2014.06.30
馬術

関東学生馬術競技大会 表彰台ラッシュも見据える先は全日本

 6月26から29日にかけて関東学生馬術競技大会がJRA馬事公苑で行われた。障害飛越競技では団体は4位入賞、個人で二川祥(商3・宝塚高)が6位に入賞した。馬場馬術競技では団体は5位入賞、個人で青柳創也(経済3・八幡中央高)が9位に入賞した。総合馬術競技では団体で2位、個人で見目瑛(経営4・宇都宮白楊高)が3位に入賞した。そして3種目では専大は3位となった。

 

 一日目に行われたのは障害馬術競技。2回の走行の総減点数によって決勝進出の人馬が決められる。専大のトップバッターは青柳・ギャレストロ号。しかし、タイム減点と大幅な障害減点で出鼻をくじかれた。2,3番手にはルーキーの山本開智(経営1・筑波開成高)・ソレイユドゥヴァン号、大當祥貴(商1・栗東高)・ラスベガス号が出場するも、障害減点が足を引っ張り、なかなか流れをつかめない。この中で輝きを見せたのは二川であった。二川は1走目をタイム減点、障害減点ともに0の完璧な走りで終え、2走目も安定した走りで決勝進出を決めた。

 

 二日目に行われたのは一日目の障害馬術競技決勝と馬場馬術競技。10頭中3頭が失権する中で、二川は減点があったものの6位に入賞。団体では4位に入賞した。そして馬場馬術競技では同級生の二川に負けじと青柳が活躍を見せる。専大のラストを飾った青柳は2番手の二川に劣らず、人馬一体となった演技を見せ9位に入賞した。団体では3年コンビの活躍で5位に入賞する。

 

 三日目に行われたのは昨年度、団体一位を獲得した総合馬術競技。一種目目の馬場馬術競技は最終日に勢いをつけるためにも非常に重要となる。一日目、二日目と悔しい結果で終えた主将の見目が奮起する。全体で最終走者となった見目・エンドーぺロー号は最小減点で首位に立ち、最終日に臨む。

 

最終日に行われたのは総合馬術競技のクロスカントリー競技と障害飛越競技。そして3種目の順位も決まる。クロスカントリー競技では規定タイムが5分に設定されている中で22個の障害を飛び越えていく。前日と同様、最終組の見目・エンドーぺロー号は最後の直線で懸命な走りを見せるも、規定タイムを越えてしまい総減点2で2位につける。最終種目の障害飛越競技での逆転優勝に期待がかかった。

 

▲クロスカントリーで必死の走りを見せる見目・エンドーぺロー号

 

 最終種目の障害飛越競技。首位の早大の五十嵐・稲隆号がノーミスの演技で首位確定。続く、日大の宮野・桜将号がわずかな減点で3位につける。準優勝を死守したい見目・エンドーぺロー号は5.5点以上のミスは許されない状況となった。しかし、2つの障害を落とし、減点8で逆転を許してしまい3位で今大会を終えた。また、団体では2位に輝いた。3種目では3位となった専大。目指す大会は全日本学生馬術大会。専大馬術部の今後の飛躍に期待したい。

 

▲最終種目の障害競技で3位を決めた見目

 

▲表彰式の様子

 

主将・見目のコメント

「障害(飛越競技)では団体に貢献できなかったので、総合(馬術競技)で全力を出してチームを引っ張った。一年生は技術面、精神面でもしんどかった部分もあるように感じた。全日本馬術大会に向けて立て直して、3種目で納得のできる結果を残したい」

 

(齊藤 麻莉奈・経営2)