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春季リーグ開幕を明日に控えた卓球部。女子は昨年度は春リーグ3連覇を達成するも、鈴木李茄(平29商)や庄司有貴(平29文)といったチームを長らく支えてきた主力選手が卒業し、例年以上に厳しい闘いが予想される。それでも、鈴木・庄司の穴を誰が埋めていくのか、新戦力の台頭に注目だ。
そこで、今回は開幕直前特集として専大3年目を迎えた安藤みなみ(商3・慶誠高)に事前インタビューを実施。リーグ戦へ向けた思いを語ってもらうのと同時に、4月の18日から23日まで行われ、好成績を収めたITTFワールドツアー・韓国オープンのことについても話を聞いた。
安藤は3月初旬に行われた東京オープンで優勝、さらに3月下旬から4月の始めまでタイのバンコクで行われたITTFチャレンジ・タイオープンではU21の女子シングルスで準優勝を収めるなど、ここ最近の大会で好結果を出し続けてきた。そして、今回の韓国オープンではU21女子シングルスで優勝。シニアの女子シングルスでもベスト8の成績を残した。シニアの部は安藤より世界ランクが上の選手も多数エントリーしているが、その中でも安藤はベスト8までトーナメントを勝ち進んだ。
韓国オープンU21女子シングルスではタイオープンの決勝で対戦するも、フルセットの末に敗れていた芝田沙季選手(ミキハウス)と再び決勝の舞台で対峙。今度は3-1で勝利し、リベンジを達成した。
▲安藤みなみ(写真は東京オープンにて撮影)
安藤は「最近からワールドツアーに出させてもらっていて、この大会(韓国オープン)で初優勝できたし、シニアのシングルスでベスト8になってビックリしている」と振り返り、「ラリーの中で自分の攻めができた。サーブの使い分けも、コンビネーションの面で全体的に良かった」と大会を通してよかった点をあげた。
ベスト8の成績を収めたシニアシングルスについては、「自分より世界ランクが上の選手に勝つことができた。やっぱりU21で優勝できたことも嬉しいけど、格上の選手に勝てたことのほうが嬉しかった」と、今回の成績に納得している様子だった。
海外の試合でも活躍し、結果を残している安藤。それでも大学の仲間と共に戦うリーグ戦には特別な思いがある。
「リーグ戦はすごい盛り上がるし、どこの大学もリーグ戦にかける思いは強い。団体戦は自分が負けたらチームの負けになるので、リーグ戦での試合は緊張する」。
3年生となった安藤。チームメイトに後輩の選手も増えてきて、チーム内での立場も変わってきた。
「自分はもう勝たないといけない、勝ってチームを勢いづけなくてはいけない立場になった。自分が試合に勝てば後輩たちもついてきてくれるはず」とチームを引っ張る覚悟だ。
リーグ戦では安藤はもちろんのこと、東京オープン・女子シングルスでベスト16の成績を収めた新1年生の枝松亜実(人間科学1・山陽女子高)、新主将の堀優美(商4・慶誠高)など、注目選手も多い。どのような試合をしていくのか、明日からのリーグ戦に期待したい。
▲新1年生の枝松。新たな戦力として期待される(写真は東京オープンにて撮影)
▲今年度の主将に任命された堀(写真は東京オープンにて撮影)
【リーグ戦日程】
5月4日(木) 港区スポーツセンター
13時~ 対戦相手:日本体育大学
5月5日(金) 港区スポーツセンター
10時30分~ 対戦相手:淑徳大学
15時15分~ 対戦相手:日本大学
5月19日(金) 所沢市民体育館
15時~ 対戦相手:國學院大学
5月20日(土) 所沢市民体育館
10時30分~ 対戦相手:東京富士大学
15時~ 対戦相手:中央大学
5月21日(日) 所沢市民体育館
13時~ 対戦相手:早稲田大学
(飛田翼・文3 写真も)